story49 ページ3
『…名前?』
一郎「って!わりぃ!
いきなり気持ち悪かったよな…すみません」
『いや…!全然大丈夫です!
…虚城、Aと言います』
一郎「へぇ、かっこいい名前ですね?
…いや、あんたの髪色、俺の知り合いに似てたから親戚かと思って」
知り合い…?もしかして寂雷先生かな?TDDだったし。
二人でいると髪の色が似てるからよくご親戚ですか、って聞かれるんだよね。
『あの…もしかして、神宮寺、寂雷先生ですか?
…その、知り合いって、』
一郎「ん?先生の事知ってるんですか?」
『知り合いなんです』
一郎「奇遇だな…じゃなくて奇遇ですね!」
『…敬語じゃなくて、大丈夫ですよ?』
一郎「…あ、いや」
『すみません!失礼しますでしたね…
つい、敬語、話しにくそうだったから…』
一郎「わりぃ、じゃあお言葉に甘えて…あんたも敬語じゃなくていいぜ。
俺より年上だろ?」
『お酒飲めます…』
一郎「ははっ、!なんだその歳の表し方!
…時間あるならちょっと話さねぇか?先生の知り合いなんてなかなか会えねぇからな!」
『…!ちょうど暇してたんです』
一郎「そうか!じゃああそこのベンチ行こうぜ!
…いやぁ、なんかぶつかってよくよく見たらアンタ…じゃなくてA、どこかで会ったことあるような感じしたんだよな。
あ、Aって呼んでもいいか?」
待って山田一郎恐るべし…
この天然パワー凄い…
どこかで会ったことある、か。
…君が覚えていないことを祈るよ。
『いいよ!じゃあ僕も一郎って呼ばせてもらおうかな、いい?』
一郎「もちろんだぜ!」
それから私はイケブクロについて彼に教えて貰ったり、寂雷先生がお酒を飲んだ時のことを話したりして時間を潰した。
『わかる。わかる。ほんとに!
先生すぐべろべろになるんだから!ダメだよねぇ…』
一郎「本当だよ。
初めて見た時はびっくりしたぜ。
人が変わるんだから」
『だよね!…こんな時間か…そろそろ帰んなきゃ』
一郎「そうか…じゃあ、連絡先交換しようぜ」
『うん!じゃあこの番号が僕の……一応、名刺も渡しとくね?』
一郎「名刺?…A、ヨコハマに住んでるのか」
『うん!』
にこやかだった一郎の顔に一瞬影がさす。
どうしたのかな?
一郎「日雇いボディーガード…面白ぇ仕事やってんのな。
…じゃあ俺も番号と名刺!」
彼から渡された名刺には
“萬屋山田”と刻まれていた。
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hani-R - ルキさん» ルキ様。コメントありがとうございます。「ハマにハマれ」ですね笑わかりますめちゃくちゃわかります。ヨコハマは声優さんがキャラクター本人過ぎてもう心臓に悪いですよね…笑 (2021年2月13日 23時) (レス) id: dbddb190fe (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - 僕の推しは寂雷先生と独歩ちんです!!!!!!!最近、浅沼さんにハマってそこから駒ちゃん神尾さんとどんどんハマもハマりつつあります! (2021年2月13日 15時) (レス) id: 5d86928a65 (このIDを非表示/違反報告)
hani-R - Rさん» R様。作者です!コメントありがとうございます!心中お察ししますよ笑笑ほんとにみんなかっこよくて可愛くてそれなのにバチバチのラップかまされたらそれはもう惚れますよね笑三郎君!可愛い!なのに神童!好きになるしかない!笑 (2021年2月4日 7時) (レス) id: dbddb190fe (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - コメント失礼します!!!推し?みんな顔が良すぎて‥三郎です!!!←もう、なんだよ‥顔が良いッ‥‥‥すいません取り乱しました‥失礼しました!!! (2021年2月2日 21時) (レス) id: 104d0cd352 (このIDを非表示/違反報告)
hani-R - らんらんさん» らんらん様、作者です!リクエストありがとうございます。全てを反映しきれるかわかりませんがなるべくストーリーに取り入れられるように頑張ります。これからも楽しんで読んで頂けると幸いです。 (2021年2月2日 18時) (レス) id: dbddb190fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lotus_r | 作成日時:2021年1月8日 1時