story39 ページ43
『…いえ、大丈夫です、』
慌てて1歩引下がると碧棺さんはそうか、と煙草をまた自分の口に持っていく。
今、私吸ってたら、間接キスになってた…よね？
あんまりそういうの気にしない人なのかな？
まぁ、あれだけの女性をラップだけで魅了する人なんだから慣れてるんだろうな、女の人には…
銃兎の時も思ったけど。
あの人彼女いない、って言ってたけど怪しいな…
でもこれ以上疑うとちょっと色々怖いから素直に受け取っておこう。
銃兎も碧棺さんもなんだかんだ言ってとても優しい人達だから、信じていいんだろうけど…怖いんだよね、オーラが…
そこに違和感なく混じってる理鶯、ホントすごい…
左馬刻｢ここだ｣
『はい？あぁ、お洋服屋さ…』
碧棺さんがクイッと顎で指したのは凄くキラキラした、飴村さんの…デザインするお洋服とは少し違う大人っぽさを全面に押しだしたブティックだった。
そういえば昨日、飴村さん、ではなくこれからはビジネスパートナーになるのだから｢乱数｣と呼んで欲しいって小悪魔的なすっごい可愛い顔で言われたな…
私ってつくづく押されるのに弱いよね…
左馬刻｢ほら行くぞ｣
『え、いやちょっ』
私が言い終わる前に私の手首握って中へ入っていく、碧棺さん。私も引きづられるようにお店の中へ入った。
店員｢いらっしゃいま…あら、碧棺様。
随分お久しぶりですね？｣
左馬刻｢あぁ、…わりぃ、こいつに服選んでやってくれ。“女物”の｣
店員｢女物、ですか？｣
左馬刻｢まぁ、脱がせればわかる｣
…なんですか？その顔…！
ニヤニヤして言わないでくださいよ！！！定員さんお知り合いなんですよね！？
こんな綺麗な女の人の前で私が素になったってどーーせ敵いませんよ！！
もしかしてなんですか？嫌がらせですか？
私、売られた喧嘩は買いますけど!?
店員｢それでは…まず、お名前を伺ってもよろしいですか？｣
『…虚城Aです』
店員｢分かりました。では虚城様、こちらへどうぞ｣
碧棺さんを睨んだまま私は店員に服を選んでもらう。
定員さんから時々声をかけられて｢こちらはいかがでしょうか｣と問われるけど、なんて答えたらいいか分からなくて全部｢いいと思います…｣と返す。
定員さんのお姉さんは碧棺さんの知り合いなのかとても美しい人で髪の毛をきっちりお団子に結びあげているのに女の色香が失われていない。
店員｢ご試着どうなさいますか？｣
左馬刻｢あぁ頼む｣
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hani-R - ぷにぷに左衛門さん» わぁ初コメントありがとうございます！そう言ってくださるとほんとに嬉しい…涙…！！これからﾌﾞｸﾛのメンバーやｵｵｻｶ、ﾅｺﾞﾔも登場して沢山愛される予定ですので是非読んでいただければ(笑顔) (2021年1月7日 15時) (
レス) id: dbddb190fe (このIDを非表示/違反報告)
ぷにぷに左衛門 - めちゃくちゃ面白いです！もう続きが楽しみです！ (2021年1月6日 23時) (レス) id: b1fc0b4e72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lotus_r | 作成日時：2020年12月29日 2時
