【ヒプマイ】月が満ちる時に。1

コメント&story22 side:you ページ26

『えぇ？シンジュク･ディビジョン代表なの？

あの一二三と独歩が麻天狼のメンバーってこと？

ほんとのほんとに？

元TDDの先生と一緒のチームなの？』


独歩｢こらA、“あの”ってなんだよ！｣


『ごめんごめん。

だってほら私にとって2人はずっとお兄ちゃんみたいな存在だから…そんなすごい人になってるなんて思わなくて』

独歩｢はは…

すごい人と言っても俺はただ単に足を引っ張ってるだけなんだけどな…

俺なんか俺なんか俺なんか俺なんか俺なんか…｣


寂雷｢独歩君、いつも言っているように君は足を引っ張ってなんかいないよ。

いつも私たちを助けてくれる大切なメンバーだよ。｣


一二三｢そうだよ、独歩君｣

…

2人ってこんなに個性豊かだったっけ？

不思議だな…麻天狼の人達は…


私達は四人揃ってから一二三の作ったご飯を食べながら色んな話をした。

私と一二三、独歩が離れ離れになってから色んなことが変わってしまったみたいで少し寂しかったけど、これは全て私が変化を見ようとしなかっただけだ。


私が悪いんだということは十分解ってる。



『あぁ、そういえば一二三はなんでまだジャケット来てるの？

この後も仕事なんだろうけど今は脱いだらいいんじゃないの？』


一二三｢…A、これは…｣


独歩｢…一二三

Aの前なら大丈夫なんじゃないか？もし無理なようだったらもう一度ジャケットを着ればいい。

１回脱いでみて…｣


寂雷｢…一二三くん。

きっとAくんなら理解してくれると思うよ。

話してみたらどうかな？｣


『…なんの事？』

一二三｢…じ、実は。

僕はジャケットを脱ぐと女性が…

その…｣


『女性が…何？』







一二三｢怖くなってしまうんだ。｣

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