5人のマネージャーは親友 ⑨ (ページ20)

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贅沢ページ20

Aside

どうしてもヤスくんと直接会いたい！

だから、飲むはずだった水に自分から入った

章「え、火事でも起きた？」

忠「いや、火事やないねん…まったく、何しとんねん」ﾊﾞｼｯ

「ったぁ、彼女を叩くなんて頭おかしいんちゃう？」

・

章「え、ひょっとして、Aさん？やっぱりそうや！あの三日月の店主のAさんやん！」

「今は猫です。でも、時々人間に戻ることができる。戻る方法は水かお湯に濡れること」

章「水かお湯…じゃあ今も濡れて戻ったん？」

「そうです」

章「猫に戻る方法は？」

「タオルで水気を拭き取れば戻れるの」

・

そうなんや～と呟くヤスくん

忠「焼き鳥やっぱ美味いな」

「あ、あたしも食べたよ。お父さんからくれた」

忠「…猫のくせに贅沢だな」

「…今は猫ちゃう。人間や。猫も人間も贅沢したい時があんねん」

・

章「俺、おらん方がいい？」

忠「いや、おって」

「ヤスくん、ごめん。あたし猫に戻るから」

忠「A、戻らんといて。ヤスと話したいことあんねんやろ？」

「…話したい。色々と」