【銀魂】私の死に方【高杉晋助】

もし首を吊り死んでいたら ページ2

「ねぇ総督」

「なんだ」

「もし私が、首を吊り死んでいたらどうする？」



そういうと、高杉はキセルを一度吹くと、ニヤッとこちらを見て笑った。
何かを見透かしたような笑みだ。



「またお前は、自 殺試みてるのかァ？」

「んー、太宰治ほどじゃないけどね。最後はやっぱり一番人気の首吊りとかいいじゃん？」

「そうかァ？なんかい自 殺未遂してるかしらないが、どうせなら大往生して、華々しく散りたいものだねェ」

「んー、総督はキセルふかしてるから大往生は無理じゃない？」

「あ？」

「なんでもありません」



だって、自分の最後なら自分で美しく飾りたい。
他の人に殺されて死ぬなんて、まっぴら御免だ。

首吊り、いいと思うんだけどなー。人気だし。

そんなこと考えてると




「……もし」



総督が声を出した。




「もしお前が首吊って死んでたら……そうだなァ。


テメェをまず下ろして、薔薇でもなんでもに埋れらせてやろうかねェ


テメェが一番綺麗な状態にしてやる」




嬉しくて、私はふふっと笑った。




首吊り、考えておこう。



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