ご! ページ6
……私はあることを隠していた
心桜にもだ
ずっとあの方に従う為に生きてきた
PCでターゲットの情報を搾り取り、美女令嬢やイケメン執事まで演じ、隙をつき殺し、証拠は何も残さない
エリス様に……恩を返す為に
そして……私たちの親を殺したあいつを……
サリエルを……いつか殺してみせる
私達が居た世界は弱肉強食だった
現実世界でもそうらしいが、権力と強い能力を持った物が下っ端に命令する
そして命令され、それが出来なかったら抹殺
エリス様はそんな残酷な方では無かった
サリエルはずっと命令ばかりしていた
自分が強い能力と権力を持っていたから
それに対し私は強い能力は持っていたが権力は無かった
だが今となれば世界中で有名な暗殺者
権力など有り余るぐらいある
……あの時さえ来なければ
エリス様が殺された、そんな事なんて信じたくなかった
信じたくなかった……
もう私に任務などする必要無いの……?
私はなんの為に生きてきたの……?
分からない……何もかも……が
心桜を守る為……?エリス様に従う為……?
いつしか涙が出ていた
『っ……』
レ「ちょっと!?大丈夫!?」
フ「え……どうしたの?いきなり……」
心桜「お姉ちゃん!?」
「ちょっと、もうな……え?どうしたのよ貴方……」
「……こんなんじゃ自己紹介出来ないわね、1回皆レミィの部屋に行きましょ」
「「「うん」」」
レ「(やはり……あの子何かあったんじゃ……)」
フ「……A……大丈夫かな……?」
心桜「……お姉ちゃん……」
それぞれの思惑が交わる中、ある者は異変を起こそうと企んでいた
綺麗なピンクの髪をした、優し……かった亡霊
西行寺幽々子
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作者名:ぴこのーる/gakusei | 作成日時:2020年2月15日 9時