君の双子２【東リベ】 (ページ11)

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６１話ページ11

主「どういう状況だ」

中央で一虎とマイキーが対峙
数撃入ったことで倒れた一虎にマイキーが馬乗り状態からの一方的な暴力

周りは一虎とマイキーを囲んで傍観
いや、手出しが出来ないのか
無意識に走り出していた
そしてマイキーに＿＿＿一撃蹴りをお見舞いする
こっちに意識が向かなかったからなのか構えることなく大きくぶっ飛んでくれた

「「「A/Aさん」」」

主「悪い。待たせた」

遅れてきたヒーローみたいでカッコいいだろ
でも今はそれどころじゃない
圭介の姿も見えず、虚ろな目をしたマイキーとの対峙
止めなければいけない気がする

場地「マイキィィ!ｹﾞﾎｯオレの為に､怒ってくれて､ありがとな」

主「は！？血、吐いてんじゃねーかッ」

見つかったと思えば倒れてたのかよ
こちらに近づくたび地面に血が滴り落ちていた

武道「場地君っ！！？」

千冬「動いちゃダメだ場地さん！！！」

ドラ「場地．．．」

三ツ谷「血が．．．」

場地「オレは死なねーよ。こんな傷じゃあオレは死なねー!!!」

周りの声なんて聴いてない様子だ
圭介が一虎の目の前に立っている

主「あんな状態で何する気なんだよ」

手に持ってるやつナイフ、だよな？
圭介がナイフを持った手を振り上げる
刃物が自身に向いている
自分を殺る気なのか！？
走って届くかも分からないけど手を伸ばしていた

主「圭介！ヤメロ！！」

場「一虎には殺られねぇよ」

あと数センチというところで空振る
腹に刺さる瞬間を目の前で見てしまった
崩れ落ちる場地を間一髪で抱え横にさせる

千冬「場地さぁん!!!」

主「圭介なにやってんだよ！」

千冬に支えを変わってもらう
服を破って患部を見るが深いし他にも血が流れてる箇所がある
このままじゃ大量出血で＿＿＿＿

千冬「場地さんっなんで．．．っ!?」

武道「場地君､なんでだよ?わかんねぇよ。なんの為に､自分で自分を刺したりなんか!?」

患部を圧迫するが治まる気配が無い
押さえていた手を力強く握られた
それに応えるように握り返す
圭介はタケミっちを近くに呼んでいた

場地「稀咲は敵だ。それに気づいたのはパーが長内を刺した事件。パーを出所させる代わりに三番隊隊長に任命してくれ。稀咲がマイキーにそう持ち掛けるのを偶然見ちまった。ﾊｧﾊｧ」

主「分かったから。もうそれ以上は．．．」