第六十八話 ・通じる欠片・ ページ25
全員「………」
今回の夕食は鍋。
皆が取り囲んで食べているが、無言でいるままだった。
A「(このまま終わって帰りそうだな…。ちょっとヤバい…)」
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そして…。
1時間足らずで食べ終えてしまい、とうとう彼等が帰る時になってしまった。
玄関からだけは…なので、途中まで見送ることにした。
拓磨「…別に見送りはいらねえよ。危ないから逆におまえを送らないといけないだろ」
A「大丈夫だよ。いざとなれば白淵がいるし」
真弘「違えよ…。もし……ロゴスの奴らが来たらおしまいだってことだよ」
A「……」
他人から見れば未だ引きずっているかと思うが、彼等にとってはかなり重症だ。
慎司「あのっ。A先輩…」
珍しく慎司から話しかけられ振り向く。
慎司「僕達はまだ守護者として完全無欠ではありません。実力だって戦いの数だって、歴代と比べれば…弱いです」
A「慎司…」
慎司「それでも。僕達は負け続けてもあなたを守りたいんです! …今度こそは絶対勝てるという保障はどこにもないんですけど…」
卓「私達は今回の戦いで、あなたに失望と心配と不安を与えてしまいました。けれどもう一度…。私達を信じてはくれませんか?」
本来なら、拓磨と真弘先輩が言うべきなのかもしれない。
でも今は二人が代弁して言ってくれている。そう私は感じた。
A「…言うなら直接言ってよ。全く…凄い遠回しだな」
拓磨&真弘「ぐッッ…!(汗)」
盛大な溜め息と共に言うと、二人の動きが挙動不審になる。
A「―――――信じるも何も、私は一度も不安だったり失望もしていないよ」
私は歩くのを止める。
A「ただ自分の力の無さと自分のせいで傷付くのに絶望して、早く力が覚醒しないかってずっと考えていた。…ただ、それだけ」
5人「……」
ずっと黙っていた祐一先輩が口を開く。
祐一「…俺達を、信じてくれるか?」
A「勿論ですが…1つ条件があります」
真弘「条件?」
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A「―――――絶対に死ぬな」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーキャラ
鬼崎 拓磨
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睦月 雪(プロフ) - 続編おめでとうございます!とても好みの作品です!読んでいて飽きないし面白いです。更新がんばってください!楽しみにしてます(*^^*) (2016年7月5日 10時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いものとロリショタ好きな色々危ない甘党女子高生 - いやぁ、楽しみです!更新頑張って下さい!(アリア…ツンデレかな?) (2015年8月1日 23時) (レス) id: 8e4538ac73 (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 続きめっちゃ気になります!頑張ってください( *´艸`) (2014年8月9日 3時) (レス) id: 6b26f8502c (このIDを非表示/違反報告)
いちご - この小説とても好きです!続きが楽しみです! (2014年6月19日 23時) (レス) id: 90a9777227 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 続き楽しみにしてます。がんばってください。私も何か作品作ろっかな〜 (2013年8月12日 16時) (レス) id: 724a281d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮水 | 作者ホームページ:http://yaplog.jp/roconails/
作成日時:2012年5月6日 23時