91話:行き先 ページ22
「え〜？わからないの？」
朴さん顔が近くて
一歩引いてしまう
『す、すみません
わからないです……』
私の言葉に更に、にんまりする
「うーん、私はその人じゃないから
あってるかどうかわからないけど
その人は、Aのこと好きなんだよ」
朴さんの言葉に頭が追いつかなかった
その私につっかかる
変な人の顔がちらつく
ちらつく顔は
いつも通りニコニコしている
それから、朴さんと何を話したか
よく覚えていないが
「次会った時にその
変な人って誰だか教えてね！」
との言葉だけは鮮明に覚えている
ずっと頭がボーッとしている。
気づいたら、知らない間に
私はゆっくり駅に向かっていた。
先程まで頭の中でちらついていた人は
突然口を開き
待ち合わせね
と微笑みかける
私がまだぼーっとして
その待ち合わせという言葉に反応できなくても
その言葉の後に
その人は
“待っているよ”と私にいう
眉間にシワがより
ゆっくりと歩いていた足を止め
駅へと向いている足は喫茶店方面に向きが
勝手に変わっていた。
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縦の糸(プロフ) - 桜ソーダ様:読んで頂きありがとうございます！キスマークの所を読んでニヤニヤしてしまいました笑更新する楽しみが１つ増えました！ありがとうございます！！また、読んで頂くと嬉しいです、よろしくお願いします！ (2020年8月18日 10時) (
レス) id: 1b6e254182 (このIDを非表示/違反報告)
桜ソーダ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく読ませて頂いてます！間接キスなどの場面が多いので、いつか主人公ちゃんにキスマークを…と思っています。これからの展開を楽しみにしています！応援しています！ (2020年8月17日 15時) (レス) id: c58ee93382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：縦の糸 | 作成日時：2020年8月6日 2時
