ちょっと待ってくれません?

落ち着かない ページ16

自分の屋敷に着いた時から何か落ち着かない｡体が重くなった様な気がした
千寿郎君宛に手紙を書いてみたり､姉や親友宛の遺書を書き直したりしていても落ち着きは取れなかった…｡こういう時は鍛錬でもしないとなと思ったので泡飛ばしを長い時間使える様にしたい為の練習をした｡
最近は体と精神バラバラで動かせる様になったのだが長く使うと吐血したり､体が一気にだるくなる為特定な敵以外は使うこと無かったが戦闘面などで意外に役に立ちそうなので強化中だ…

体は飛び交う泡を本能のみで動かし精神はそれを見下ろした……泡を全部割った頃蟲柱ちゃんがやって来た

し｢もしもし〜､身体は大丈夫ですかーってAさん!?｣

驚くよな…だって吐血してんだもん…｡まぁ持病がどうこうでは無いから心配しないで欲しいが…

蟲柱ちゃんは隠さんを呼び私はそのまま蝶屋敷に連行された

し｢無理をしないで下さいね?貧血や疲労を和らげる薬を出すので暫く使用しないで下さいね｣

｢あはは…｡考えてみますよ…｡とりあえず圧かけないで下さいよ｣

説明をしたら使用するならこの薬を呑むようにとの事だ｡
一通り説明を受けていたら鴉が手紙を持って来た､送り主は温菜だ､内容を確認すると背筋が一気に凍り付いた…その時直ちに産屋敷邸に招集する様にと呼び出しを受けた｡私達は隠さんにおぶられて御館様の元へと向かった…

先に義勇さんが来ていた｡御館様はうちらが来た事を確認すると､那田蜘蛛山に向かわせた隊士が殆どやられたので柱が動くべきだという事で招集したという事だ

2人が何か言っている様だがどうでもいい早く向かわなければ


走って向かうと大半の隊士が既に息絶えていた…､彼奴の姿が無いので良かったと思ってしまった

｢私は､ご存知無いと思いますが見栄温菜を探したいので､先に進ませて頂きます｡何か用があるのならハウに連絡下さい…では｣

し｢分かりましたｰ冨岡さん把握してますかｰ?｣

義｢あぁ､知っている｡承知した｣

了承を貰い少し離れた距離で使うなと釘を刺されたが泡飛ばしを使った｡気配察知くらいならすぐ終わるので良いだろう｡このイライラを落ち着かせるのは彼奴を見つけないといけない........


や っ と 見 っ け た… 直 ち に 殺 せ

大蜘蛛男に突進するかの如く刀を抜いた


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