ちょっと待ってくれません? (ページ15)

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お見送りするよページ15

鍛錬を一通りして昼時になったので温菜が居る藤の花の宿に向かった

温｢態々来ることないのに…｡文通で頑張れとだけ書いてくれれば良かったのにさ｣

珍しく気を遣う温菜が心配になった｡｢好きでやっている事だし大丈夫｣と返すとどうもと返された

温｢那田蜘蛛山に行くんだけどさ｡名前からしてやばそうなんだよね､アンタと華野郎には負けるけど…｣

その言葉にはイラッと来たがあの温菜さえ弱気になるとは思わなかった｡

｢柱になって私を殴るだろう?心折れないでよ…何かあったら助けに行くよ｣

思い出した様な表情をすると｢助けなんか要らないが余る力なら拝借するよ｣と言った

道中風柱さんと玄弥君が喧嘩をしていてので止めに入った

不｢テメェには､関係ねェ事だ｡此奴が勝手に俺の事を兄と呼び続けるから腹たっていんだよォ｣

｢玄弥君は親友なので!関係無くっても助けるべきでしょう!!｣

と言って割り込んだもの､この2人の事情は複雑過ぎる｡何かいい策は無いか…｡温菜を待たせたくないし…頭で考えるより言葉を出せ私

｢兎に角喧嘩はおやめ下さいお兄様!!........ア゛ァ゛ァ゛｣

必死で考えた言葉がそれなので恥ずかしくなった風柱さんは動揺して居たが｢妹も居ねェ｣と呟き何処かに消えた｡一方玄弥君は顔が真っ赤に染まり固まった｡その後何事も無かった様に帰って行った｡温菜は笑い死にするレベルで笑われて恥ずかしくなった｡道中沈めたくなった

随分進んだところに小物屋さんがありそこで少し休憩をした

｢この耳飾り可愛い｡華森にあげよう｣

温｢千羽鶴がモチーフになっている耳飾りか､何で蛇にしないの?｣

｢蛇って私の偏見だけどさ､何となく鎖に似ていてあげるの悩むな…｡会計してくるよ｣

と耳飾りを買いまた歩き出した

そして那田蜘蛛山付近の森が見えた｡と言いたい所だがかなり深い森なので付近とは言えないが…｡既に集合して居たので先輩の村田さんに預けて

｢じゃぁ､此奴頼みますね!村田さん｡皆さんも頑張ってくださいね｣

村｢お､おう｡任せろ｣

と言い急ぎ足で帰った｡まぁ､彼驚いていたがやってくれるだろう

かなり急ぎ足で帰ったので夕方前に着いた

✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

どうも奈黒です｡次回は那田蜘蛛山編です｡珍しく温菜sideがあり､マジギレAも書いていく予定です｡

他の作品よりこっちが書きやすいのでごめんなさいこっち優先で書きますね｡