【銀魂】高杉の妹は頭脳派

1話 ページ3

Aside



私は今、江戸の街を歩いている

今度の祭りでの計画を立てるために状況を見に来た



幕府軍の動き

真選組・見廻組の様子

街の警備がどこまで行き届いているか

この辺りの地形

万が一作戦が失敗した時の逃げ道




作戦を立てる情報を集めている


つまり偵察だ



以前、料亭で会談をしていた幕吏十数人を、兄さんが皆殺しにしたという事件があったから、兄さんに対する警戒も高まっているはず

幕府に邪魔されない為にも、より多くの情報を集めるべきだ

と言っても、今はまだ春
祭りは夏なので充分時間はある




公園の近くを通ると桜がたくさん咲いていた

人も桜の木の下にレジャーシートをひいてお花見をしている


私もお花見したいな…


そんな呑気なこと考えていると


A「…………真選組？」


制服を着ていなくて最初は分からなかったが、局長や副長、隊長格の顔位は覚えているため、よく見てみると分かった

観察の顔を知らなかったため、推測だが、顔を見て考えてみた


…………………


目に入ってきたのは、バドミントンのラケットを持って、副長の土方に殴られているやつ

どこかで見たことがあるような無いような……


まぁ見たことがあったとしても、変装をしていたはずだから今のところ分からない


一応、仮であいつが観察。仮だけど




話を戻して

制服を着ていないということは、非番だろうか…


まぁここにいるということは、大方花見だろう



という事は……今屯所はガラ空きなのでは？

まぁ隊士が居たとしても、片手で数えられる程度だろう

チャンスだ…幕府の情報を漁ってこよう




そう思って真選組の屯所へ向かおうとしたその時


A「……………………………………」


見慣れた銀髪が目に入った


A「…………銀時？」


何であいつがここに…何で真選組と居る……？

銀時に限って幕府側につくとは思えない……

深く考えすぎか？


情報が少ない今、考えてもしかたないので、保留ってことで

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