６１話 かの者へ問う ページ15
神さんが私に従った理由が神凪家の人間だからというのは分かったんだけど、じゃあそもそも何故神凪家の人間には触れる事を許すのか、何故柊真昼は例外になれたのか。疑問は尽きない。
話しているうちに、いつのまにか先程グレンさんと会った場所まで来ていた。
シノア｢…ダメ元で聞いてみてはどうでしょう？｣
A｢うーん、聞いてくれるかなぁ…｣
シノア｢きっと聞いてくれますよ。《常世神》にとってAちゃんは特別なんですから｣
A｢…わかった。ちょっとやってみるね｣
今までの事もあるのであまり期待はしてないが
、私は神さんと対話する為に意識を落とした。
＊＊＊
いつも通りの真っ白な空間。ただ1つ違うのは、神さんが私の目の前にたたずんでいたことだ。
A｢珍しいね。貴方いっつも隠れてるのに｣
すると神さんは何ともいえない表情で笑った。
常世神｢…真面目な話をしにきたんだろ？｣
A｢答えてくれるの？｣
常世神｢答えられるものもあれば、答えられないものもある｣
A｢何故？｣
常世神｢アンタが自分で見つけなきゃいけないものや、まだ時期じゃないものがあるんだよ｣
A｢そう、じゃあ質問。何故貴方は神凪家の人間に従うの？｣
常世神｢昔、約束したんだよ。アンタのご先祖とな。一族と、この剣を守るって…｣
その時柊暮人の言葉が脳裏によぎった。
ー真の目的は当時【鬼斬丸】と呼ばれていた《常世神》を管理する事だったー
A｢…【鬼斬丸】…だったよね｣
常世神｢ああ、この剣は元々とある女神の持ち物だったんだ。そしてその女神の膨大な力がこの剣には込められている。
その力を利用してこの世界を我が手中に収めようと、多くの者たちがこの剣を狙い、時には大きな戦争にまで発展した。
もしこの剣が悪意ある者に渡れば、世界は終わる。
それを阻止する為に、俺はこの剣の中で種族を問わず触れる物全てを呪い殺してきた。この剣の本来の管理者であるアンタの一族を除いてな…。
だから従っていると言うより協力者・守護者だな｣
驚きで口が閉まらない。ここにきて神が出てくるのか。
A｢…その女神様の名前って…？｣
それに神さんは首を振る。
A｢じゃあ何故柊真昼には触れる事を許したの？｣
常世神｢…単純に好奇心かな。あの女はとても頭が良かった。
なのに妹を守る為に、籠の中の鳥になってしまった。そして結ばれるはずのない相手を必死に求めた。
他の選択肢もあった筈なのに…｣
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まなみ(プロフ) - ローズさん» 始めまして！そう言っていただけて嬉しいです！今ちょっとスランプで書いては消して書いては消してって更新進んでませんが、待っていただけると嬉しいです！ (2020年5月28日 13時) (
レス) id: 7ddd48e5a1 (このIDを非表示/違反報告)
ローズ(プロフ) - はじめましてヽ(*´∀｀)ノ小説本当に楽しかったです！ウルド様とキルク大好きなので待ってます (2020年4月23日 9時) (レス) id: 9c4c55a475 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» はい！頑張ります！ (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - まなみさん» 成る程判りました！進路決定とバイトの両立は大変なので頑張って下さい!!油断大敵ですよ〜 (2018年11月14日 20時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - アカリさん» なるほどそうでしたか。えっと、すみません私成り代わり系が苦手でして……。あと今進路のことやバイトで忙しいのでそもそも占ツクにあまり来れず、書くとしても来年になってしまいます。すみませんせっかく作品のリクエストを頂いたのに。 (2018年11月14日 20時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○●まなみ●○ | 作成日時：2018年7月8日 21時
