sound 94 ページ44
you side
あの鳥居をくぐってから、
赤いスーツの彼がよく夢に出てくるようになった
でも、夢は夢。
現実との関係があるとは言えない。
JK「ヌナ?どこ行くの?」
「…あの鳥居にもう一度行ってみようと思うの」
JK「っ、じゃあ僕も!」
「ううん、私ひとりで行く」
不安そうなグクを抱きしめる。
私を追って、記憶をなくしたグク。
私と離れるのをこんなに怖がるのも、それが理由なのかな。
「大丈夫、帰ってくるよ」
JK「…うん」
そう伝えて、家を出た。
鳥居までの道。
「…また会えたりしないかな…」
思い出すのは、ホソクさんのこと
私の空白の時間の謎、
夢に出てくる赤いスーツの彼の謎、
私が抱える問題はたくさんあった。
でも今私が考えることは、
「…ホソク…さん」
ただ、彼に会いたい。
〜♪
鳥居の前に来た時、風に乗って歌が聞こえてきた。
「この歌…っ」
聞き覚えがある、
聞き馴染みがある、
私は…この歌に…っ
体が勝手に動いて、
階段を駆け上がった
「…っ!」
階段を登った先には、
あの日グクと登った日のように
青空の下に雲が広がっていて、
人が立っていた
私の足音に気づいて、ゆっくりこっちを振り向く。
その姿に赤いスーツの男性が重なって見えた
「_______やっぱりあなただった…」
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manami(プロフ) - 鹿さん» えぇ、、ありがとうございます泣 (2023年4月7日 23時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
鹿 - このお話今まで読んだ中で一番好きです!リアルタイムじゃなくて申し訳ないんですけど、ありがとうございます!! (2023年4月6日 12時) (レス) @page48 id: dcf0035740 (このIDを非表示/違反報告)
manami(プロフ) - びぃんさん» 更新しなかった期間もあったのに読み続けていただいてほんとにありがとうございます泣 こちらこそ何倍も何倍もありがとうございます!! (2021年9月13日 0時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - わぁぁ…ずっとずっと読み続けてきましたが…本当大好きな作品です!!2人が無事くっついて、ナムさんもJKもちびちゃんたちもほんとに幸せそうで涙が……うう……主様ありがとうございます…!! (2021年9月12日 13時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
manami(プロフ) - 巫都さん» そ、そんな!自分の作品で涙を流してくれる人がいるなんて…っ!ありがとうございます! (2021年8月26日 15時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあさの | 作成日時:2021年6月13日 1時