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sound 73 ページ23

you side






その夜、私達は2人で最後の夜を過ごしていた







「…この施設ともお別れですね」

HS「うん…何人の子を見送っただろう…」









ハナちゃんに、ヨンジュン、
ナムさんとの出会いもここだった



2人で月を見上げながら、並んで座る









HS「Aが呪いを解いてくれたことで、もう苦しむことはない。でも、俺の力が完璧になくなった訳じゃないし、ここのシステムは変わらない」

「…はい」









自然と、手が重なった


2人ともどこかで分かっている。

ここを出たら、ここでの記憶は失われる。

それが、ここのシステムだから。









HS「ずっと、分からなかった」

「え?」

HS「どうして俺の心に穴が空いてるのか」

「っ、//」







手を強く握られ、隣を見ると
彼が私を見て笑っていた







HS「君だった、」

「っ//」







私の頬を、優しく撫でた








HS「君が走ってきた時、分かったんだ。
あぁ…俺はずっとどこかで君を待ってたんだって」

「ホープさん…ッ」

HS「俺の名前、呼んで?」

「っ、//」

HS「なんで照れるの?」

「改めてってなると…なんか…」

HS「早く、呼んで…」









コツンとおでこがぶつかる








「…ホソク…さん」

HS「ふはっ…きごちな…笑」

「だって…っ//」

HS「うん、よくできました」









きっと、彼と過ごせる最後の夜









「…ご褒美、ください」

HS「っ…どこでそんなの覚えたの…//」









はぁ…と一度下を向いたあと、
ゆっくり視線がぶつかった








HS「忘れない、絶対に」

「…私も…ッ」









優しく唇が重なった

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manami(プロフ) - 鹿さん» えぇ、、ありがとうございます泣 (2023年4月7日 23時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
鹿 - このお話今まで読んだ中で一番好きです!リアルタイムじゃなくて申し訳ないんですけど、ありがとうございます!! (2023年4月6日 12時) (レス) @page48 id: dcf0035740 (このIDを非表示/違反報告)
manami(プロフ) - びぃんさん» 更新しなかった期間もあったのに読み続けていただいてほんとにありがとうございます泣 こちらこそ何倍も何倍もありがとうございます!! (2021年9月13日 0時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
びぃん(プロフ) - わぁぁ…ずっとずっと読み続けてきましたが…本当大好きな作品です!!2人が無事くっついて、ナムさんもJKもちびちゃんたちもほんとに幸せそうで涙が……うう……主様ありがとうございます…!! (2021年9月12日 13時) (レス) id: 57661bab90 (このIDを非表示/違反報告)
manami(プロフ) - 巫都さん» そ、そんな!自分の作品で涙を流してくれる人がいるなんて…っ!ありがとうございます! (2021年8月26日 15時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2021年6月13日 1時

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