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you side

樹との約束まで後4日

起きると、隣に龍友さんはもういなかった

「った…」

身体は悲鳴をあげていた

新しい服に着替える。

と言っても、あるのは純白のワンピースだけ

ずっとこの服。

ｺﾝｺﾝｯ

壱「朝ごはん、迎えに来た」

「ありがとうございます」

壱馬さんの言葉で今が朝なんだと知る

「っ、」

リビングに向かう途中で繋がれた手

立ち止まって壱馬さんを見上げと
彼はこっちを見ていた

壱「大丈夫？」

「えっ、？」

壱「…疲れてる」

「っ、」

なんで分かるんだろう…

壱「俺の部屋で食べる？」

「えっ？」

壱「皆には俺が言うといたるから」

「でも…」

壱「皆に心配かけたいん？」

「そうゆうわけじゃ、」

壱「じゃあ決まり、先行っといて」

「ちょっ…」

手を離してスタスタ行ってしまった壱馬さん。

完全に流れを持っていかれたな…

壱馬さんに言われた通り、壱馬さんの部屋に向かう

北「どこ行くの？」

「っ、北人さん、」

北「リビングあっちだけど」

私がどこに行くのかなんて分かってるだろう。

この先は北人さんと壱馬さんの部屋しかない

北「…壱馬の部屋に行くの？」

「っ…」

北「行かせない」

「えっ、」

北人さんは私の肩を持つと、廊下の壁に押し付けた

「んっ//」

北「…ﾁｭｯ…はぁ…」

「北…人さん…っ…//」

北人さんの唇は、私の唇を一時も離してくれない

何度も何度も角度を変えて重なる唇

壱「何してんの」

「っ、」

声のする方を向くと、2人分の朝ごはんを持った壱馬さんが立っていた

北「見て分からない？」

「んっ//」

壱馬さんに見せつけるように重ねられた唇

ｶﾞﾁｬﾝｯ！！

「っ！」

壱馬さんの方を見ると、足元には散らばるご飯と、割れたお皿

壱「今すぐ離れろ」

北「…嫌って言ったら？」

二人の間にながれる険悪な雰囲気

亜「食べ物を粗末にしてはいけないよ」

「っ、亜嵐さん…っ」

亜「どうしてAを取り合ってる」

亜嵐さんがゆっくり微笑んだ

亜「2人で愛してやりなさい」

「っ！」

北・壱「2人で？」

亜「Aは、皆のものなんだから」

2人の顔が変わった。

壱「A、部屋行こうか」

北「大丈夫。満足するまで愛してあげる」

私はそのまま壱馬さんの部屋に吸い込まれた