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#101 ページ1

you side




「……」

店「ちょっと!大丈夫?」

「あっ、すいません…」

店「いいけど…顔色悪いよ?しんどい?」

「いえ…」

店「もうちょっと頑張ってね」

「…はい」









昨夜、北人さんに言われた言葉






北『1人の女性として…ってこと』

『えっ?』

北『これから、僕はAのことをそうゆう目で見てるってこと、分かっててね』

『えっ、ちょっ!』





それだけ言い残して、北人さんは部屋から出ていった。






「はぁ…」

桜「ねぇ、」





ドクッ




聞きたくない声。




"あんたなんか誰も愛さない"




私の母にそっくりな女。







桜「こっち見なさいよ!」

「っ!」





桜さんが私の肩を強く掴んで引っ張る

あの時の記憶が蘇る





「やめ…て…」

桜「そうやって弱いフリして皆の同情を買ってるのね」

「ちが…っ」

桜「ほんと…なんであんたみたいなのが生きてるんだろうね!」

「っ…」

樹「やめろよ!」





桜さんの手が払いのけられ、
後ろから肩を抱かれる。



また…樹だ…



桜さんは樹が来ると、私を睨みつけてホールへ行った






樹「…大丈夫か」

「っ…ありがと」






樹とは、あの日以来会ってなかったから
少し気まづくて、すぐに離れて洗い場に行った。


樹は、同情で私の隣にいた。

私が欲しいのは同情じゃなくて愛。






ピコンッ







川村壱馬今日は俺が迎えに行く







あの日のことがあってから、

バイトの日は誰かが迎えに来ることになった。



行きも、帰りも、
ずっと誰かが横にいてくれる。






そう、こんな、私だけを愛してくれる愛が欲しい。





彼らがいなければ、私は今も1人で、

誰からの愛も、誰かに向ける愛も知らなかった。






私たちは"カゾク"





お互いを愛して、お互いの寂しさを慰め合う。







それが、どんな方法だとしても、

私が彼らを愛せるなら、なんでもやるんだ

#102→



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ゆりか(プロフ) - ドロドロ楽しみにしてます^ ^ (2020年11月22日 3時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2020年11月21日 23時

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