You are mine 3 (ページ35)

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you side

戻ってきた玲於さんに、リビングに行くように言われた。

玲「…ごめんな」

「え？」

玲「絶対、助けてやるから…」

玲於さんは、何かを決心していた。

私を奴隷と呼んでいた時の彼の目じゃない。

玲於さんに言われた通り、リビングのドアを開けると、ソファの真ん中に亜嵐さんが座っていた

亜「呼び出してごめんね」

「いえ…」

亜「少し話をしよう、隣に座って？」

言われた通り隣に腰を下ろす

亜「…Aを家族として見るのはもうやめるよ」

「えっ…」

亜嵐さんの口から出てきたのは、
私が1番聞きたくなかった言葉

「どうして…」

亜「これからは、家族なんてゆう肩書きじゃなくて、君を愛したい。家族以上に」

ゆっくりと亜嵐さんと目が合う

亜「Aに恋をしたあいつらには、やめるように伝えたよ」

「えっ…」

あんなに、真剣に私に想いを伝えてくれたのに…

そんな…

「それじゃ…皆さんの意志が、…きゃっ！」

皆さんの意志が尊重されてない

そう言おうとしたのに、
突然亜嵐さんにソファに押し倒された

「亜嵐さ、」

亜「じゃあ君は決められるの？」

「え…？」

亜「君は、誰か一人だけを選べる？」

「っ、」

亜「…選んでみなよ」

亜嵐さんの唇が重なった。

最低って…突き飛ばしたいのに…
こんな時に限って、彼のキスは凄く優しい

「んっ、」

亜「君が誰かを選べば、誰かが傷つく」

「っ、」

亜「それでも君は、恋をするの？」

「…そんなこと…できない…っ」

彼は満足気に笑い、軽くキスを落とした

こんな時でも、彼の顔は整い、雰囲気もろとも彼のものだ。

亜「Aは皆から愛されていいんだよ」

「っ…」

亜「誰からも愛されてこなかったんだから、
幸せになっていいんだよ」

「亜嵐さん…っ」

亜嵐さんの顔がまた近づいてくる

亜「もう君を、誰にも渡さない」

「んっ…」

その夜、そのまま、リビングのソファで
私は亜嵐さんにひたすら愛された

幸せだった。満たされた。

気づけばそのまま意識を失っていた