You are mine 3 (ページ18)

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you side

亜「…おかえり」

目の前にいる人。

「亜嵐さん…ｯ」

亜「どうして泣いてるの？」

思わず抱きついた

「全部…亜嵐さんの言う通りだった…
皆…皆…私を裏切った…」

亜「…そうか…それは辛かったね…」

「樹も…バイト先も…誰もいなくなった…」

裏切れる事には慣れてたはずなのに、
1度楽しさを知ってしまったら、こんなにも辛いなんて

亜「なにも心配することは無い」

「っ…」

降ってきた優しい声。

上を見上げると、優しく笑う彼

亜「Aには僕達がいるよ」

「…ｯ」

亜「Aのことは僕達が愛してあげるから、
ずっとここにいればいい」

「…はいっ…ｯ」

亜「さぁ、帰ろうか」

「…はい…ｯ」

誰もいなくなった

そんな時に、そばに居てくれた彼。

ガチャッ

北「おかえり！」

壱「おかえり～」

龍「ご飯できてんで！」

慎「ねぇ！A見て！この写真！」

彼らは、ここに居てくれる

「うぅ…ｯ」

北「えっ、ちょ、どうしたの？」

慎「なんかあった？」

「皆さんは…ｯ…私を捨てないで…」

龍「…何言うてんねん」

壱「捨てるわけないやん」

彼らは、私を本当に捨てないでいてくれる。

ほかの人たちとは違う。

ポンッと頭の上に置かれた手

玲「…言ったろ…お前が俺たちを選んだなら、愛してやるって」

「…はい…ｯ」

玲「…愛してるよ」

北「愛してる」

慎「愛してる」

龍「愛してるで」

壱「愛してる」

亜「A、誰よりも愛してるよ」

「________私も愛してます」

カチッと音がして、

自分の首、手足、に鎖をつけた。

彼らが離さないよう、彼らに捨てられないよう

彼らが私の手綱を握って、愛してくれる

もう、誰も要らない

裏切られたくない、

彼らがいればいらない