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あなたside





亜嵐くんの取材も全て終わって

私達は帰ることにした




亜「Aちゃん!駅まで送るよ!」


「え!でも、反対方向ですし」


亜「ついでだし!ね?」


「あ、ありがとうございます」


亜「ってか寒いね〜」





今は2月の半ば。東京の冬も結構寒い






「ほんとに寒いです!手が真っ赤…笑」


亜「こうすれば、寒くなくない?」






そう言って亜嵐くんはまた手を繋いできた






「いやっ//亜嵐くん、ここ、外です!」


亜「うん、そうだね」


「いや、そうだねじゃなくて!//ダメです!」


亜「えーー?ケチ」


「け、けちって!誰かに見られたらどうするんですか!」


亜「誰も見てないじゃん!」


「で、でも…」


○「お嬢ちゃん」





突然声をかけられた






「はい?」


○「ほら、鍵。落としたよ?」




鍵を拾ってくれたのはお婆さんだった




「あ!ありがとうございます!」


婆「お嬢ちゃん、かっこいい彼氏連れてるねぇ」


「えっ!?//い、いや彼氏じゃっ」


亜「まだ!…まだ、彼氏じゃないんです」


「えっ…」


婆「そうかいそうかい、いいねぇ若いのは」


亜「ははっ笑 全然響いてないっすけどね…」




亜嵐くんが私の手を握る力を強くして、切なそうに言った





それじゃ、まるで亜嵐くんが私を…






婆「いいか、坊や。女は態度で伝えても分からない。ちゃんと言葉にしてやるんだよ?」


亜「…はい」


婆「邪魔して悪かったねぇ。じゃあね」


「あ、ありがとうございました!!」




そう言ってお婆さんは歩いていった





亜「態度じゃなくて、言葉で、か…」


「なんか不思議なお婆さんだったね」


亜「うん。でも俺にとって大事なことを教えてくれたよ」


「ふーーん。ならいいんだけど…」





さっきの言葉を無かったかのように、普通に話す私達



聞かなかったことにしよう…





亜「ってかさ、俺らって周りから見たらカップルに見えるんだね!笑」


「へっ!?//」


亜「いっそ、ほんとになっちゃう?」


「な、なりません!//」


亜「…冗談だよ!笑」






あのあと亜嵐くんは駅まで送ってくれて、LINEまでいれてくれた







あの時亜嵐くんがどんな思いで私を送っていたかを知るのはまだまだ先の話で







今の私には考えている余裕もなかった

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作品ジャンル:恋愛
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GENE love - まあさのさん» ありがとうございます! 読んでるとすごいキュンキュンします! 続き楽しみです! (2019年3月26日 22時) (レス) id: 1e4df9a365 (このIDを非表示/違反報告)
まあさの(プロフ) - GENE love さん» 全然大丈夫です! (2019年3月26日 9時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
GENE love - まあさのさん» 泣かないで~ こちらこそよろしくお願いしてます! 最初タメになってごめんなさい! (2019年3月24日 22時) (レス) id: 1e4df9a365 (このIDを非表示/違反報告)
まあさの(プロフ) - GENE love さん» 泣いちゃいます…泣 これからもお願いします! (2019年3月23日 23時) (レス) id: 4564d0de60 (このIDを非表示/違反報告)
GENE love - まあさのさん» いえいえ! すごくお気に入りの小説で読むの凄く楽しみなんです!  (2019年3月23日 23時) (レス) id: 1e4df9a365 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあさの | 作成日時:2019年3月18日 20時

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