この想い届けば

＊5＊ ページ6

「おはよ。」

「「おはよー。」」


ガヤはまだ来てないんだ。


ん？何言ってんだ俺。ばかだな。

「裕太。どうした？」

「ん？なんでもないよ。隣座っていい？」

「いいぞ。」


･･･。


「静かだね(笑)」

「だな(笑)

宮田とニカ千は自販機行ったしな〜。

ミツはあれだしな(笑)」

「･･･爆睡だね(笑)」

「太輔も、もーすぐだと思うんだけどなー。」

「･･････。」

「裕太？」

ガヤと話したらダメだ･･･。



「渉。ちょっと寝てもいい？

あんまり寝れてないんだ。」

「いいぞ。起こしてやる。

俺の肩、使っていいぞ。」

「ん。ありがと。」


よし。このまま寝てしまお。









がちゃ






「･･･。あ、わた。おはよ。」

「太輔おはよ。どした？元気ないぞ？」

「んー。別になんでもねーよ。」


ガヤ、どうしたんだろ。
なんかあったのかな。

「今日の雑誌の撮影、誰とだろー。

･･･ん？わたの隣、誰？」

「裕太だよ。あんま寝てないんだって。」

「･･･そーなんだ。玉も大変だな」

「太輔もだろ。体調管理大丈夫か？」

「大丈夫大丈夫。

それより、今日ご飯行こうぜ。

行けるだろ？」

「強引だなー。まぁ、いいぞ。」

「やった！

･･･玉はどうかな？行けるかな？」

「んー。どうだろな。

あとで裕太に聞いてみようぜ。」

「･･･うん。」


･･･まじか。どうしよ。
昨日も断っちゃったしな。


「もうそろそろだな。

裕太ー！起きろー！おーい！」

「んー。･･･あ、ガヤ。

おはよ。」

「おはよ。なんだその間は(笑)」

よかった。普通に話せてる。

「みんなー！撮影だってー！！」

「ミツー！！起きてーーー！！」

「んん。･･･ZZZ。」

「「「ミツーーー！！！」」」

＊6＊→←＊4＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す