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藤ヶ谷side


「わぁ、・・・かわぁいー!」

「ふふ、よかった。」

俺と渉は今、渉オススメのアクセサリーショップに来てる。

どれも俺好みのアクセサリーだから、テンションあがるぅー。笑


「あ、これ渉に似合いそうじゃな

「太輔。」

「・・・どうした、渉?」

「あの、さ・・・、」

さっきから少し変だなとは思ってたけど、俺の感からすると、


「玉、のことだろ?」

「あぁ。どう考えたっておかしいだろ。

あんなに痩せて・・・。全然大丈夫じゃないだろ。」

「・・・震えてた。」

「震える?何が?」

「収録中、ずっと手が震えてた。何かに怯えてるみたいに・・・。」


無意識に手が震えてて、なんとかしようと両手で握りしめてた。

「何に怯えてたんだ?」

「分からない。・・・だけど、」






救いの手を求めているような目をしていた。

一体何から・・・。


「・・・太輔、携帯鳴ってる。」

「あ、ありがと。」


誰からだろう。


「・・・宮田からだ。」

「宮っち?」


どうしたんだろう。いつもならメールなのに。

「はい。」

『・・・ガヤさん、今大丈夫?』

「ああ。どうした?何かあったのか?」

『あのさ、どうしても話したいことがあるんだ。』

「話したいこと・・・?」

『うん。出来れば2人っきりの方がいいんだけど。無理かな?』

「あー、今渉と一緒にいるんだ。渉も一緒じゃダメか?」

『・・・急ぎなんだ。玉のことで。』

「!!!」

玉のこと・・・。聞きたい。


「太輔。ちょい変わって。」

「え、あ、はい。」


「宮っちー。うん、俺だよ。

俺、今からワンちゃん達のお世話しないといけないからさ、帰るとこだったんだ。

だから、俺は大丈夫だよー。うん。

いえいえ。じゃあ、太輔に変わるねー。

ほい、太輔。」

「渉・・・。ありがと。ごめんな。」

「なぁに。本当のことだからさ。

さっ、早く宮田と話してこいよ。」

「ほんとにありがと。また今度埋め合わせするから!」

「ほいよ。あんまり飲みすぎんなよー!」



渉と別れてタクシーに乗った。

『◯◯っていうお店まで来て欲しいんだ。』

「◯◯まで行ってください。」

「分かりました。」


俺は何を緊張しているんだろうか。

そんなに玉のことを聞くのが怖いのか。

分からない。









俺は自分を落ち着かせるために目を閉じた。

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萩蘭(プロフ) - コメント失礼します!とても見やすいです。見にくいと思ったことはありません。これからも応援しています!更新よろしくお願いします! (2017年4月3日 1時) (レス) id: 725e1ca99b (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - かおりさん» お久しぶりのコメントで舞い上がってしまいました笑ありがとうございます!更新頑張りますので、楽しみにしていて下さい! (2017年4月2日 22時) (レス) id: dda4185c4e (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 藤玉最高です!続き楽しみにしてます!! (2017年4月2日 20時) (レス) id: bfe6691d20 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 大学いもさん» コメントありがとうございます!続きお楽しみにしてて下さいね。私も藤玉大好きです♪更新頑張ります! (2016年12月4日 16時) (レス) id: dda4185c4e (このIDを非表示/違反報告)
大学いも - めっちゃおもしろいです。これから玉は、どうなるなるんだろ・・・。楽しみです。藤玉がとっても大好きなので早く続きがみたいです。更新頑張って下さい♪ (2016年11月30日 20時) (レス) id: 67f41098ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるごん | 作成日時:2016年7月6日 14時

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