この想い届けば

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藤ヶ谷side


「･･･ガヤ達来てたんだ。おはよ。」

「おはよう、･･･玉。」

楽屋に入ってきたのは玉だけだった。



だけど･･･、

「裕太、ご飯ちゃんと食べてる？」

「･･･食べてるよ。」

「ちゃんと寝てる？」

「･･･寝てるよ。」

「嘘つくな。じゃあ、なんでそんなに痩せてんだよ。

顔色も悪いし、目の下にクマが出来てんじゃねぇか。」




渉の言う通りだった。



数日会ってないだけなのに、玉は見るからに痩せていた。



こら、マネも怒るだろ。



「･･･大丈夫だよ。わったー。

俺は大丈夫だから。」

「裕太のどこを見て大丈夫だって言いきれるんだよ。」

「･･･大丈夫。俺は大丈夫。」


玉は独り言のように呟き始めた。


「おい、玉大丈…
「キスマイの皆さん！準備お願いします！」


「はーい！今行きます！」


北山達はスタジオに向かう。


「太輔、早く準備するぞ。」

「･･･おう。」

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･









結局玉とはこの後、1度も会話することはなかった。

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