この想い届けば

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藤ヶ谷side


あれから数日がたった。






あの日、俺が出ていったあとの玉はいつもの玉じゃなかった。

雑誌撮影なのに全然笑わないし、喋らなかった。
その後、北山に別室で怒られていたけど。


玉とはあの日以来、仕事でもプライベートでも会っていない。



そして今日はメンバー全員でのレギュラー番組の収録。



で、今は渉と北山とバスで移動中。

「なぁ、太輔。今日さ、空いてる？」

「うーん。まだ分かんねぇけど…。」

「そっか。いやさ、太輔が好きそうなアクセサリーの店を見つけたんだ。」

「え！？まじ！？」

「まじまじ。だから案内したいなぁって思ってたんだ。」

「おっけ。後でマネに聞いてみる。」

俺達はバスから降りて、楽屋へと足を運ぶ。

「あいつらは、もう来てんのかな？」

「マネが俺らより先に入ってるって言ってたよ。」

「了解。二階堂になんか仕掛けようっと笑」

「ミツ･･･。ほどほどにしときなよ笑」

「りょうかーい！…ひひ」





「ダメだなあれは笑」

「だな笑」

俺達は北山が入っていった楽屋に入った。

「おはよー。」 「おはよう。」

「ガヤさん、横尾さん、おはようー！」

「おはよう健永。･･･あれ、ニカは？」

「あー、二階堂ならミツに捕まってるよ。ほら。」

健永が指さした方を見ると…。

「･･･笑。可哀想にニカ。笑」



「ちょ、笑ってないで助けてよーー！！」

「おらおらおらー！どうだーー！！」

「やめてぇぇぇぇー！爆笑」



やっぱりニカは北山に捕まっていました。笑

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