この想い届けば

＊23＊ ページ24

玉森side





「･･んっ。」






どこだ、ここ。真っ暗で何も見えない。






･･･とにかくここから逃げないと。

俺は起き上がろうとした。



「･･うっ。･･･いってぇ。起き上がれない。」

頭と腹を殴られてたからか、起き上がることが出来ない。






「どうしよう･･･。ガヤ･･･。」









ガヤ、助けて。こんなところ怖いよ･･･。






「やっと起きたか。」

「！！･･･お前は誰だ。」

「んー。内藤とでも言っておこうか。」



「･･･俺に何をする気だ。」

「何って･･･。ひとつしかないでしょ？」

「えっ･･･？」





「お遊びだよ･･･。君のカラダを使ってね。」

「っ･･･。」




「大丈夫。









最初は優しくしてアゲルカラ･･･。」




内藤が俺に近づいてくる。

俺は必死に抵抗した。

けれども、内藤の力には勝てなかった。

「やぁ･･！さわるなぁ！！」

「うるさいお口だなぁ。


お口チャックしようか。」


内藤がガムテープを取り出した。


「やめっ･･･！んんん〜！！！」


もう無理だ･･･。









ガヤ、助けて･･･。



．





．








．








「さぁ、長い長い夜の始まりだ。」

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