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2つ目のアプローチ 4 ページ15

補助監督と恵くんと共にファミレスまでやってきたものの、混雑しているのか、名前を書いて待たされた。

店内を見渡すと、子連れで来ているご夫婦、学生さん、カップル、1人で静かに食事をとっているおじさんなど、皆各々の時間を過ごしていた。

ウェイティングスペースに並べられた座椅子に座ってボーッと店内を見つめていたのだが、スマホが振動したことに気がつき、ロックを外した。

因みにスマホのパスコードは恵くんの誕生日にした。
…我ながら、少し気持ち悪い奴になりかけている。

五条先生からの返信だったのようで、「え〜?なになに!超楽しみ!」と言う言葉とパンダがハートを飛ばしているスタンプが送られてきていた。

そのメッセージを見ながらニヤニヤとしていると、不意に視線を感じたので横を見た。

視線の主は恵くんだった。
私を見ていると言うより、私のスマホを見ていたと言った方が正しい。

私が視線に気づいたことを察すると、恵くんは気まずそうに「わりぃ、見るつもりはなかった。」と小さく謝った。

パスコードを見られていなければ、特に困ることはない。
私は何もやましい事はしていない。

どうやら、パスコードは見られておらず、見たのはLINEのトーク画面だったようだ。

『全然良いよ、気にしないで。』

気にしないで、と言う気持ちをこれでもかと言わんばかりに込めた笑顔で恵くんを見た。

「あのさ、ちょっと聞いて良いか?」

『え?なになに?』

私の何かに恵くんは興味を持ってくれたのだろうか。
もしそうなら、かなりの前進だ。

「Aと五条先生って…デキてんの?」


予想の斜め上というか、180度反対方向の質問が飛んできたことに驚きが隠せない。

『えっ?へ??なんで?そう思ったの?』

なんなら顔まで赤くなってしまう、私は慌てると顔が赤くなるのだ。

「いや…さっき見えたトーク画面が、結構頻繁にやり取りしてる感じだったし、五条先生のスタンプ、ハートマークついてたし。違うのか?」

『ぜんっっっぜん!違う!!五条先生なんかこれっぽっちも好きじゃない!ミジンコたりとも好きじゃない!五条先生にはちょっと相談に乗ってもらってるだけなの!』

全力で否定した。
五条先生のことは本当にミジンコたりとも好きだと思ったことはない。
ただの黒い目隠しの変人だし。

「いや…せめてミジンコくらいは好きでも良いんじゃね?そこまで否定される五条先生に少し同情しそうになるな。」

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ユリ.(プロフ) - ひなりーズさん» ジャジャジャーン!(笑)こちらにもいらっさいませ(^^)しばらく更新止まってたんですが、あっちがひと段落したのでぼちぼち書いてます♪ありがとうございます☆私もひなりーズさんの小説見つけちゃった☆またコメントしに行きますねっ!! (2021年6月20日 15時) (レス) id: f91a1710c7 (このIDを非表示/違反報告)
ひなりーズ - 呼ばれてないし!飛び出てもないけど!ジャジャジャジャーン!! お久しぶりぶりです!私ですよ!私!←私私詐欺  オススメに出てきて、好きだなぁと思って作者さんの名前をみるとまさかのユリ.さんでビビりました。好きです!応援させてもらいます! (2021年6月20日 13時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユリ. | 作成日時:2021年4月7日 9時

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