ドキュメント3 ページ22
1時間程車で揺られ着いた先は某TV局のスタジオだった。
楽屋に到着すると西条は直ぐに机の上に教科書とノートを取り出す。
密ス「勉強ですか？」
A「はい。学校の宿題やらないといけなくて…」
そう。西条はまだ高校生なのだ。宿題と格闘している西条の楽屋のドアがノックされた。
A「は〜い」
？「よっ！」
A「お〜！松潤じゃん！どうしたの？」
楽屋に顔を出したのは嵐の松本潤だった。
松本「いや…今日名前あったから来るかな？と思ったら来ないからさ。トイレのついでに見に来てみた笑笑」
A「いや…ちょっと宿題してて…」
松本「1人で？珍しいじゃん笑笑いっつもノート持って俺らの楽屋来るのに笑笑」
A「ちょっ…！松潤！シー！今日密着付いてるの！余計な事言わないで！」
松本「あ、ホントだ。Aはいつも宿題は翔くんに頼ってるよ〜皆、騙されないでね〜」
A「もぉ〜ホントやだ！1人で勉強してる真面目なJKっていう設定でいこうと思ったのに！」
西条とはどうやら仲が良いらしく終始楽しそうに会話をしていた。
松本「じゃあ、一回楽屋戻るわ」
A「もう今日は来なくていいから！みんなにも言っておいてね！『今日私は密着付いてるから来なくていいよ』って」
松本「わかった。密着付いてるのは言っとくわ笑笑」
A「違う！『来なくていい』もちゃんと伝えて！じゃないとみんな茶化しに来るじゃん！」
松本「じゃあね〜」
A「ちょっと！聞いてる！？」
密ス「仲良いんですね笑笑」
A「違いますよ〜あれ、絶対揶揄ってるだけですから！しかも、絶対後で全員でバカにしに来ますよ。特ににのとか！」
口ではそう言いつつも松本が来て心なしか嬉しそうな西条。そのことを本人に伝えてみると
A「まぁ…嬉しくはありますよね笑笑やっぱり先輩が気にかけてくれるのは素直にありがたいと思いますし…でも、あんな口の聞き方してたらファンの人に怒られそう笑笑しかも私結構なジャニオタなんでいっつもドキドキする笑笑」
密ス「ドキドキしてる様には見えなかったですよ笑笑？」
A「そう見えないスキルは芸能界入って1番磨かれました笑笑」
その後密着スタッフが詳しく話を聞いてみるとどうやらかなり熱狂的なファンらしく毎年ライブなどは自分でチケットを取って行っているらしい。
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作者名：みな | 作成日時：2018年1月16日 3時
