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五条先生が喋ることで、先生の吐息が私の唇にあたって全身の産毛が立つような感覚に襲われた。
と、同時にどんどん顔が赤くなるのが分かった。
「ほら、これぐらいで顔赤くしてさぁ。」
掴まれていた顎が解放される。
ほっとする間もなく、今度は肩をグッと抱かれて耳元で囁かれた。
「どっちがお子様だよ？」
甘さを含んだ心地よい低音が、耳に直に響く。
『…すみませんでした。』
これ以上は私のキャパシティを超えるため、素直に謝った。
五条先生は満足そうに笑って、たけのこの里を再び食べ始めた。
＊ ＊
浜松まで到着すると、現地の補助監督が運転する車で現場まで向かった。
そこは結構有名な心霊スポットとなっている古いトンネルで、入り口の前には苔がびっしり生えていた。
中に入れば、壁一面に意味のわからない落書きでいっぱいだった。
「帳を下ろします。…お気をつけて。」
補助監督がそう言うと、間もなく帳が下りた。
私はこの後ボロボロになることが予想されるトンネルの写真をスマホに何枚か納めた。
「さて…この後にデートがあるからね。時間はかけたくない。居るなら出ておいで。相手してあげるから♡」
…語尾にハートがついてそうだな。
先生のセリフを聞きながら、私がそう思った瞬間に呪霊が姿を表した。
・
・
本当に一瞬だった。
呪霊が消えた。
…トンネルも消えた。
トンネルがあったはずの場所は筒状のとんでもない大穴が空いている。
「イェーーーイ！一件落着！」
『トンネルが行方不明になりましたよ。』
「大丈夫！すぐにAが元通りに生やしてくれるから！」
『トンネルを植物みたいに言わないでくださいよ。』
「ナイスツッコミ。流石、関西人だね。」
私はジト目で五条先生を見た後、スマホで先程撮った写真を確認し、トンネルの修復を開始した。
指で印を結び、術式を発動させる。
五条先生の術式によって見るも無惨な形になっになっていたコンクリートの塊が、時間を巻き戻すかのように元の場所に戻っていく。
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夢花(プロフ) - ユリ.さん» ふふふwwwそうなんですかwwwこれぞ小説のちか(((殴 ﾒﾀﾒﾀｧ (2021年5月7日 9時) (
レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ.(プロフ) - 夢花さん» マジで息できないですよね。（笑）終わった後息も絶え絶えになりますもんね！夢主ちゃんも呼吸困難になったと思いますが、ここで死なせてもアレなのでちゃんと息できたことにしてます。（笑） (2021年5月7日 7時) (レス) id: c519aef02a (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 普通にこしょこしょは死人でますよ?だって息できないもん{笑ってるから}(・_・) (2021年5月6日 16時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ.(プロフ) - 陽菜月さん» 口から心臓はやばい！（笑）しまってしまって〜（笑）もう少し待っててくだされな！まだ本調子になれず…（；＿；） (2021年4月16日 6時) (レス) id: 5035154a58 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜月 - もう、続きをワックワック胸を踊らせながら待ってます！！(ワックワック！んあ！？ワクワクしすぎて口から心臓が！？グロイ！) (2021年4月15日 22時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリ． | 作成日時：2021年4月2日 20時
