大ッ嫌いなのに大好き...ki

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〜宏光side〜

朝のHRの5分前に帰って来た凶暴女は

俺に見向きもせず席についた。

そんな凶暴女に、俺はひと芝居打つ。

宏「やべぇ...携帯ねぇ...」

あ「....」

宏「一ノ瀬悪い、鳴らしてくんない？」

あ「え、私？嫌だよ...」

宏「頼むって！！無いと困んだよ」

あ「もぉ...仕方無いな〜。番号何番？」

宏「090-****-****」

当たり前の様にカバンの中で鳴る携帯。


あ「カバンの中で鳴ってんじゃん」


だろうね...だって無いなんて嘘だし(笑)

と言う事でお前の番号ゲット！！


宏「まじ焦った。でも、助かったわ。ありがとうな」

あ「どういたしまして」


俺が番号教えてって聞いても素直に
教えてくんないだろうと、芝居打ったけど、
こんなにすんなりゲット出来るとはな(笑)


一限目が始まり

センコーの目を盗んで


"一ノ瀬A"


登録っと。


登録と同時にLINEのお友達一覧に一ノ瀬の名前が。


よし、LINEしてやるか(笑)


》その巻き髪似合ってんじゃん。


俺が送ると震えた一ノ瀬の携帯。
一ノ瀬もセンコーの目を盗み視線が携帯に向けられた。


》なんで、私のLINE知ってんの？

》番号登録したから。

》はぁ？まじ無理。消して、友達から外して

》無理

》あっそ。ならブロックするからいい。

》良いんだ？

》なにが？

》お前とあんな事や
こんな事したぜってデマ流すぞ

》最低

》じゃあブロックすんな

》意味わかんない

》じゃあ俺を見てよ

》嫌だ。


その後、何通か一方的に送ると


》迷惑だから辞めて。


それを最後に一ノ瀬の視線は携帯から黒板に向けられた。


なぁ...

お前のその瞳に映るのはどんな奴なんだ？

今そう言う奴がいるのか？

俺は、眼中にねぇのか？


こんな感情をお前に抱くなんて、どーかしてるぜ。

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