大ッ嫌いなのに大好き...ki

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カーテンの隙間から差し込む朝日の光に
目が覚め、重い体を起こした。


あ｢ん〜...用意しなきゃ｣


軽く化粧をして、気分上げる為髪を巻いて
下に降りた。


母｢おはよう〜。あら？
今日は随分気合入ってるじゃない？｣


私を見るなりふふって笑うお母さん。


あ｢気合入れなきゃやってらんないの！！
いただきます。｣


母｢変な子。まぁどうでも良いから
早く食べて行きなさいよ｣


どうでも良いって何よ。

娘が..一大事だって言うのに...

お母さん特製モーニングセットを完食し、食器をシンクに下げ


あ｢行ってきますー｣

母｢気を付けるのよ、行ってらっしゃい｣


学校に向かうため家を出た。


音楽を聞きながら気持ちを落ち着かせるものの


学校に近づくにつれ、
金髪チャラ男が脳裏によぎり
キリキリ痛む胃。


あ｢はぁ〜...もう本当最悪｣


気分が下がりながら教室に入ると、ひとりのクラスメートが声を掛けてきた。


｢おはようー。｣

あ｢おはよう｣

｢私、中島璃美よろしくね！！イッチー｣


イ、イッチー？！やけに距離感近いな〜。
まぁ、可愛いから許せちゃう。


あ｢よろしくね。璃美ちゃん｣


｢ねぇ？北山くんと藤ヶ谷くんカッコイイと思わない？｣

あ｢金...や、北山くんってカッコイイの？チャラいだけじゃん｣

｢分かってないなー。そのチャラさが彼の魅力なんだよ〜！！｣


チャラが魅力？？

な訳あるかいーー！！


噂をすれば黄色い悲鳴をバックに登校してくる、金髪チャラ男と藤ヶ谷くん。

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