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『目覚めたかな?』
また場面が変わり
彼女が血清を打たれた場所にいた。
彼女は血清を打たれた機械とは違うものを繋がれ
スポーツブラとショーツ姿で
腕や足は拘束されていた。
そして声がする方を見ると
背の低い外国人の髪が薄い男と
日本の軍服を着た男、違う国の軍服を着た男
そしてウィンターソルジャーがいた。
他にも白衣を着た研究者達がいたが
血清の時に見た奴らとは違うやつも混じっていた。
『将軍…私は何でこの状態なんでしょうか?
任務を遂行していたはず。
そして彼らは?…もう疑問だらけですよ。』
『あの任務は君を誘い出す罠だ。
ここは敵地じゃない。
我が国とこの方達との共同研究所だ。
君には悪いが
我々の完璧たる暗殺者になってもらう。
我が国は君のおかげで良い方向に向いたが
それでも我らは敗北するだろう。
それでだ、この先は君に我々の敵となる人間を
消していってもらう。
この先の我が国の為に。
ああ、この方達はヒドラの方達で
アーニム・ゾラ博士だ。
そして彼の名はウィンターソルジャーだ。
同じ暗殺者だ。仲良くしろ。』
彼女の顔は強張らせ相手を睨みつけていた。
『…何で私が!約束と違う!!
私は殺人道具として働いたんじゃない!
人々の為に戦った!
この国が負けようが関係ない!!
私は解放されてもいいはずでしょ!
あんた達の為に私は手を汚さない!
…とにかくアンドウさんを呼んで。』
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作者名:mana* | 作成日時:2017年4月25日 15時