I NEED GIRL 【3rd step】

・Ep103 ページ10

力「みんな乗ってる？」


陣「あー、１、２、３、４……、
あれ、どこまで数えたっけ？
俺、龍数えたっけ？」

『何やってるんですか！
この人数で何年やってきたのよ！
１、２、３……、ってか、点呼すればよくない？』


陣「そうやな！
じゃー、１！」


力「２！」


翔「３飛ばして４！」


壱「じゃー、３！」







やっとのことで、車に乗りましたよ！



今、見ての通り点呼です。

私がマネになってから、半年とは言わないけど相当の月日は流れてます。

しかし、バカな私には１人ずつ、番号を言わせるという頭がなかった。



今、やっとその方法が浮かんだわけであります。







まー、なんとも個性的な点呼を終えまして、

私含めた１７人がいることを確認しました！






今回の長旅は車の免許を所得してるメンバーが交代制で運転！

ちなみに、車って行っても、

ロケバスをわざわざ会社から１台借りたんだよ？



もう、本格的な旅行！

最高じゃん！







力「じゃー、いくよー！
しゅっぱーつ！」


翔「進行ーーー！」





メンバーもそれぞれテンションがいつもより高い。





隣の席のやつと話してたり、

お菓子をかけてゲームしてたり。





後ろからは、まこっちゃんと翔平の声が聞こえてくる。

あ、ちなみに私の隣、なぜか川村。






北「Aー。お菓子いるー？」


『え、いいの？』






前の席は、樹と北人。


前の席から、お菓子を持った手が伸びてくる。






北「んー、いいよー。
だって、樹のだからー！」


樹「いただきまーす。」


北「あ、樹！
俺のぷっちょ食べるな！」


樹「A、このぷっちょ新作だよ！
２人で食べて！」


壱「なんや、喧嘩？」






前の席から、ぷっちょが２つ飛んでくる。






北「あ、なんでー？
俺のぷっちょー！

A、もうこのお菓子、全部あげる！
樹のだから、遠慮しちゃだめだよ！」






とうとう後ろの席に身を乗り出して、

話し出した北人。






ポッキーやら、ポテチやら……、



いろいろ私に渡してくる。








『あ、ありがと……、』


北「壱馬も食べてよ！イタ！」


樹「危ないから座って！」


北「だからって、そんな強く尻たたく？」


樹「当たり前！」


壱「北人、はよ座れ！」


北「はーい。」







いや、しょんぼりしてるやん。


楽しいな、お前。

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