I NEED GIRL 【3rd step】

・Ep97 ページ3

チクタク……チクタク……。

カチンッ☆









昂「なりました、２時！」


力「よし、じゃー、RAMPAGE緊急会議を開始する！」









なんだ、この茶番。

私みたいに心のどこかでこの茶番を突っ込んでる人間はいないの？

１７人いて、私だけ？突っ込んでるの！









どんな茶番かというとですね……。

５歳児・健太ちゃんの「健太、遊び行きたい」から、

話が広がりましてですね。





まー、男１６人いるから、話がまとまらないのね。






海だー、キャンプだー、トレジャーハント(？)だー。って言って。






リビングが軽く保育園。

いや、馬とうるさいサルが何人かいるから動物園かも。









ただでさえ、暑くてイライラしてるのに、

うるさいから、私、激おこぷんぷん丸だよね。




『じゃー、事務所でやるように会議形式で決めたら？！』




うるさいのを鎮めるためにそう言ったんですが……、

もう１６人遊の遊び心に火をつけたよね。









お昼２時から会議しようってなって、

みんなで１つしかないリビングの時計とにらめっこ。

いや、デジャヴなんだけど。

インスタ開設するときも、時計とにらめっこしてなかったっけ…？









陣「さー、どうする！」









お馬さん、どこかから持ってきたホワイトボードを

バシバシ叩きながら、みんなに意見を求めます。








なに？！

バシバシ叩いて、怒ってんの？！









北「プール！」


山「宿舎……、」


慎「山しょーさん、焼けたくないんすね。」


山「うん……、」


海「ジム！」


昂「１人で行って！
遊園地に清き１票を！」


陸「え、昂秀いやだ。
水族館！」


健「海！SEA！」


翔「キャンプファイヤー！」


陣「キャンプファイヤーやったら、キャンプでええな。」






陣さんがミミズの字でみんなの意見を書いていく。





結構、行きたいところが色々出てくる。

マネージャーとしては、いつ大きな連休が取れるかわからないから、

この機会にたくさん行ってほしいんだが。


私、一緒に行けるかなって話だよね。





田中先生に何も言ってないからなー。

連休でってことだから、きっと泊りがけだしな。


病院を離れていいかっていわれると、

いつ発作が起こるか分からないから心配。







そんな私の考えをよそにドンドン会議が進んでいく。

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