先輩と後輩 ページ33
勇「写真とかないん?」
哲「ないっす。昨日初めて飯いったんで。」
勇「初めての飯でお持ち帰りしたん?やるやん。」
哲「違うんですって。お酒によっちゃって、住所わかんないからうちにつれて帰ってきたんですよ。」
勇「計算してたん?お酒に酔うこととか」
哲「して無いっす(笑)弱いと思ってなくって。」
勇「あほやなー(笑)」
ピロリン
勇「すまん、俺の携帯やわ。とって。」
哲「女すか?」
勇「そうそう、こないだ横浜にいったんよ。そのときにぶつかった女の子と交換したわけ。」
哲「勇人さんのほうが策士じゃないですか(笑)」
勇「そうでもないで?その子、全然連絡先渡してくれへんかったんよ。」
哲「勇人さん断られたんすか?珍しいっすね。」
勇「俺って言って無かったからかもしれん。けど、たまに連絡するけど俺のこと野球選手ってわかってないかもしれんわ。」
哲「そうなんすか?言った方がいいんじゃないすか?」
勇「言った方がええんかな?送ってみるわ。」
坂本side
後輩に促され、そういう内容の連絡を入れてみる。
するとすぐに返信が
Aそうだったんですか!?知らずにすみません
坂本勇人ええって、気にしとらんし笑
Aいつも野球試合お疲れ様です
坂本勇人ありがとう、いつか東京ドームに見に来てや
Aいいですよ笑 時間があったら行きますね
坂本勇人え、それっていつまで経っても来ないやつやん笑
Aそんなこと言わないでくださいよ。行きますから。行くときに連絡しますね
相変わらず、彼女の連絡が最後に来て会話は途絶える。
無駄な連絡してこないで下さいって行ってたのあっちやし、そんなに気にはしてないのだが流石に悲しくなる。
哲「終わったんすか?早いっすね(笑)」
勇「いや、あっちが会話切らしてくんねん。」
哲「そうなんすか?珍しいっすね(笑)」
まさか、哲人と同じ人を気にかけるなんて思いもしなかった。
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作者名:しん | 作成日時:2019年9月22日 17時