あれから ページ34
Aside
あれから、何気ない日々を過ごしている。
横浜で連絡先を交換した男の人も野球選手だった。
調べてみたけど、山田さん・・・哲人さんと仲が良いことがわかった。
A「深入りするとめんどくさそうだな・・・。」
そう思い、坂本さんには深く入り込まないようにした。
A「哲人さんからの連絡少なくなったなぁ。忙しいから当たり前か。」
試合を見に行ってからプロ野球の情報は、空いている時間にチェックするようになった。
なにかと影響を受けてはいる。
A「久しぶりに会いたいなぁ。」
不覚にも「会いたい」と思ってしまった。それほど、彼にのめり込んでいるのだろう。
ピロリン
A「ん?誰からだろう・・・。」
山田哲人久しぶり!
A「山田さん・・・・・。」
山田哲人今度の水曜オフなんやけど、Aちゃん家に来ない?笑
A「え・・・・・。」
ヤバい、ハードルが高すぎる。
家に呼ばれるなんて……
A折角のオフなのに私なんかがお邪魔して大丈夫ですか?
山田哲人全然ええで。むしろお邪魔して欲しいわ
こうやって彼は私の心をくすぐる。
手のひらで転がされている事がこんなにも歯がゆいものだったと、この年齢で気づいた。
A「楽しみだなぁ。」
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作者名:しん | 作成日時:2019年9月22日 17時