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哲「なぁ、ダメ?」
A「そう言われましても・・・。私野球のこと知らないですし。」
哲「俺が教えたる。」
A「今日たまたま見に来ただけですし・・・。」
哲「そうなん?」
A「ただの一般人ですから。」
哲「それがどうしたん?関係ないやん?」
A「有名な野球選手の方は、女子アナと付き合うとかネットで見ましたし。」
哲「一般人と結婚してる先輩とかおんねんで?だから別に関係ないやん。だから、交換してくれへん?」
A「そう言われましても・・・。私以外にも、他にあなたに逢いたいファンのかたとかいますよ?」
哲「それはうれしいんだけど、交換するのとはまた別やん。」
A「そうですか?」
哲「そしたら、条件出すわ。俺次の試合でホームラン打つわ。打ったら交換してくれへん?」
A「そんなに私と交換したいんですか?」
哲「したい。」
A「んーーでも・・・・。」
山田side
全然食い下がってくれへん。
俺プロ野球選手だよな?
諦め切れへんわ、本当にこの子のこと落とそう。
A「すみません、本当に・・・。」
哲「ほんまに諦めきれへんねん。どうにか。」
A「そしたら、私からも条件を出していいですか?」
哲「どんな?」
A「私はあなたのホームランが見たいです。私が試合を見に行った時に、ホームランを打って私を見つけられたら交換してあげます。」
哲「ハードル高いなぁ。ま、ええわ。絶対に見つけたる。」
次に会うときは神宮で。
そのように約束をし、私たちは別れた。
彼の背番号は覚えていたので、検索をかける。
A「何この年俸!?あのひと、こんなに稼いでるの?」
現代のインターネットは便利なもので、検索するとありとあらゆる情報が載っていた。
そこに載っている彼は、あり得ないほどスーパースターで一般人にはもったいない程の輝かしい成績が載っていた。
A「こんな・・・・。絶対に釣り合うわけないじゃん。」
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作者名:しん | 作成日時:2019年9月22日 17時