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｢こぉーちぃー！！会いたかったよ！！｣
大きな体のソイツに抱き締められたこーちはすっぽりと埋まってしまって姿が見えない。
高｢ちょっと………！｣
こーちのくぐもった声が聞こえてきたその時。
北斗が物凄い剣幕で、その男の腕を引き剥がした。
北｢ウチのオーナーに…変に絡まないで貰えますか｣
番犬だな……ほんとに。
ジ｢…？｣
高｢…北斗、大丈夫だよ。コイツ、昨日話したラスベガスで会ったジェシー……。あんなのただの口約束だと思ったのに、こんなに早く来てくれるとはね｣
こーちは北斗をそう宥めて、ジェシーという男に困り眉で笑みを浮かべた。
対するジェシーは、穏やかな表情でこーちを見つめている。
ジ｢俺は嘘つかないよ。………君に一目惚れしたって言うのも本当だからね｣
………………………え。
思わず俺と金髪さんは顔を見合わせると、案の定北斗は下唇を噛んで敵意剥き出しの顔をジェシーに向けた。
北｢口説くな………！まだ、開いてないんで……慎太郎も帰って！｣
そう言って2人の背中をずいずい押して店から追い出した。
慎｢ごめん北斗！そんなに怒らないでよ〜！｣
ジ｢ごめんなさい！まだ開いてなかったのか〜！言ってよ慎太郎！でも俺割と近くに住んでるからまた今度来るね〜！｣
めちゃくちゃ敵意を無けられているにも関わらず能天気なソイツは、そう言って手をヒラヒラと振って出ていった。
………………まるで嵐のような奴だったな。
そんな嵐が去った後、ウチにも脳天気なやつがもう1人。
高｢北斗……今ウチのオーナーって言った？｣
北｢ハァ……何嬉しそうにしてんの。危機感もってくんない？ああいう距離が近いやつは危ないから。気をつけて｣
北斗の言葉に｢気をつける…ごめんね。でもほんとに悪いやつではないから｣とこーちは微笑する。
こーちもこーちで、なんで北斗の束縛まがいな愛情を無条件に受け止めるんだか。
この二人の愛の形は絶妙に噛み合わない。
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ななみや(プロフ) - ぽむさん» ぽむさん、コメントありがとうございます！jsくんもこれから追い上げてくる予感です…！今後も暖かい目で見守って頂けると嬉しいです！ (2022年9月22日 22時) (
レス) id: 79361d6db2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - まさかの展開すぎて驚いてます！そんな繋がりがあったなんて！！今後どうなっていくのか気になりすぎます(∝'∽'∝) (2022年9月22日 21時) (レス) id: 6e0ba5629e (このIDを非表示/違反報告)
ななみや(プロフ) - すずめさん» すずめさん、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます(;_;)更新頑張りますね、楽しんで頂けますように…！！ (2022年9月7日 22時) (レス) id: 79361d6db2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななみや | 作成日時：2022年9月6日 21時
