この想いが届くとき (ページ1)

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白蓮編 1話ページ1

兄、九十九さんと家族の話をしたあの日からは会えてはいないが、なにか心に温まるものを感じながら過ごしていたある日。

ー一斗缶ー

ナオミ｢はい、いつものね｣

茉那果｢ありがとう！｣

私はいつものつまりオムライスを食べていた。
あれから何となくSWORD結束したのかななんて思いながらもタケシに会えていないことに苛立ちを感じていたのは確かだ。

そんなことをしていると

蜜葉｢茉那果！久しぶり｣

もうここら辺では有名な雨宮広斗の女の登場
こいつのせいでSWORDの均衡なんてあったもんじゃない。(私もタケシに会いに行ってるから人のこと言えないけど、、、)

ナオミ｢コーヒーでいい？｣

蜜葉｢はい、お願いします｣

ナオミさんとも仲の良くなった蜜葉は私の隣へと腰掛けた。

茉那果｢何かあったの？｣

蜜葉｢ちょっとね…、やな事耳にして｣

茉那果｢なによ、尊龍さんのこと？｣

蜜葉｢いや、そうじゃなくて…黒蝶が動き出した｣

黒蝶
かつて白蓮と頭を張るほどの勢力を持っていたレディース。前総長が引退してからその動きは分からず、特に争いもなかった。

茉那果｢それで？｣
蜜葉｢それで？ってあんたねぇ…。噂だと白蓮の傘下に手出してるらしくってさ、加蓮とかもこの前何人か手出されたらしい｣

茉那果｢なるほどねぇ…美咲は？｣

美咲は私が引退したあとの白蓮の現代総長。
年は私と同じだけれど喧嘩が強いというよりは頭が切れる。

茉那果｢私たちが口出していい問題じゃないんじゃ…｣
蜜葉｢だから、その美咲と連絡が取れないんだよ｣

その一言で私は一気に暗闇に引きずり込まれた気分だった

茉那果｢蜜葉、

もしかしたら何日か広斗に会えないかもよ？｣

蜜葉｢分かってる｣

今まで平和だったのは

嵐の前の静けさってやつか…