28 ページ27
藍side
『あっぶねぇ…ジョン怪我ない!?』
ジョン「大丈夫!」
?「晋助様!!怪我はないっスか!?」
────バンッ
?「なっ!!」
『さっきのお返し★紅い弾丸、来島また子さん?』
また子「くっそ!!晋助様!こいつは私が!」
高杉「いや…こいつは俺が殺る。お前は中へ入っとけ。」
また子「……分かったっス。」
しょぼんとした感じが目に見えてわかった。
うん。
すっごく可愛い。
なんて言ってる場合じゃないね、
高杉「遠近戦はやめだ。お前刀は使えるか」
『いや、大丈夫。お前にはこれで充分だ、』
私は服の中に隠し持っていたクナイを両手に5本ずつ。計10本構えた。
※藍ちゃんの服装:月詠と同じような服。模様が違うだけです💦ちなみに髪型はまたまた月詠と同じ前髪アップ(かんざし?も同じ)で後ろは長いためお団子。
本人曰く『私、姉さんみたいになりたい!』との一言から何かに目覚めたのか見た目もそれっぽくなってきた?
『ジョンすぐ戻るからあの物陰に隠れてろ。』
ジョン「わかった。」
高杉「来ねぇのならこっちから行くぞ」
そう言い思いっきり刀を振り上げた高杉。
残念ながら私も伊達に姉さんの戦い方を見てきたわけじゃない。
────カンっカンっ
と音を立てながら相手の攻撃を交わす。
────ピクッ
『手を出すな下っ端!』
ジョンに近づこうとした男の腕をめがけてクナイを投げた。
命中。
ジョンに気を取られていて後ろに居る高杉を忘れていた。
高杉「まだまだだな、」
────グサッ
ジョン「お姉さん!!!」
『あら残念…私これぐらいじゃ
私のお腹へ突き刺さった刀の刃を握って思いっきり捻った。
まぁお腹がえぐれていくのはほっといて
高杉「なっ…!」
流石に高杉もびっくりしたみたいだ。
『隙だらけだよ、高杉 晋助』
刀が刺さったままくるりと後ろを振り返ると、呆然とする高杉。
『これ。返すね。』
お腹に刺さっていた刀を抜き高杉の腰に刺さっている鞘に収めた。
『今度この子に手出したら…あんたの事殺るから。』
高杉「ククッ……おもしれぇ女だ。次会うまでせいぜい死なないようにしな。」
捨て台詞を吐き船に乗り込んだ高杉。
こいつ大事なこと忘れてる。
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Alice | 作成日時:2017年11月15日 23時