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龍「藍落ち着け…紺も木葉さんも死んだと決まったわけじゃない…」
沙羅「そう…だよ…医者も目を覚ますかもって言ってた…じゃん…」
優「……」
『ごめん…皆。ちょっと外の空気吸ってくる』
そう嘘をついて向かったのは緋色の所だった。
あいつは北高の制服を着ていた。
ということは家は北高の近く。
北高まで歩いていると歩いている緋色を見つけることが出来た。
『おい、』
緋色「あっ姉さん!!起きたんだね?兄さんは母さんは?死んだ?」
『絶対許さない…』
私は後ろに隠していた包丁を緋色の胸に突き刺していた。
何度も何度も…
気が失っても、息をしなくなっても。
深く深く突き刺した。
そして我に返った。
『私…なんてこと……』
神様どうかお願いです。
紺と母さんはまだ連れてこないで。
父さん私は今から父さんの元へ行きます。
ごめんなさい。
さようなら。
緋色を指した包丁を自分の胸に突き刺した。
視界が真っ黒になり、あぁ死んだ。と自分でも分かった、
・
・
・
沙羅side
沙羅「藍遅いね…」
待っていてもなかなか帰ってこない藍。
探しに行こうと龍達と話していたその時。
看護師「先生!急患です!!男女2名が路上で血を流し倒れているのが見つかりました!」
医者「分かった!!すぐ行く!!」
沙羅「もし…かして」
龍「そんなはずは…」
優「気にしすぎ…だよ」
嫌な思いに駆られる中1人の看護師が駆け寄ってきた。
看護師「先程貴方方と一緒に居られた方が運ばれてきてます!!」
「「藍!!!」」
私達は病室へ向かった。
そこには白い布を顔にかけられた藍がいた。
沙羅「嘘…嫌だ…よ藍!!」
私は咄嗟に藍に抱きついた。
その体は冷たかった。
警察「少しお話があります。」
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作者名:Alice | 作成日時:2017年11月15日 23時