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藍side
何ここ…真っ暗。
私、緋色にバットで殴られたんだ。
────きて!
────らん!!!
起きて藍!!!
『…っ!!!!』
沙羅「龍、優!目覚めたよ!!」
『ここは?』
沙羅「保健室。頭から血流して倒れてたんだよ、応急処置しただけだから起きたら病院行くようにって先生が。」
『紺…母さん……』
龍「どうした?」
『あいつは…緋色は…紺と母さんを殺すつもりだ…』
優「どうゆうこと?」
『さっき腹違いの弟がここに来た。今日佐野家を潰すって。今から帰れば間に合うと思って帰ろうとしたの、そしたら後ろから……』
龍「それって…お前が倒れてから2時間以上経ってるぞ、やばくねぇか?」
『い…かなきゃ…』
龍「俺らも行く。お前に何かあったら遅いだろ…それに、俺と優は喧嘩は出来る。」
沙羅「私は何かあったらすぐ警察呼ぶ。」
『ありがとう…でもアイツには勝てない、』
優「3人がかりでやったらどうにかなるよ、」
『ごめん…ありがとう…』
私達4人で私の家に向かった。
様子がおかしい。
この時間帯は母さんが居るはず。
紺の学校は今日休みだから、、
遊びに行ってないと紺も居るはず…
だけど静かすぎる…
それに
『玄関が開いてる…』
この異様な雰囲気に3人も気づいたみたいだった。
龍「嫌な感じがする。藍も沙羅と一緒に外で待ってた方がいいかもな、」
『大丈夫。私も行く。沙羅はこれ持っといて。』
私は沙羅に庭にあったバットを渡した。
『何かあったら呼んで。』
分かったと震え声で言った沙羅を置いていけないと思った…
『やっぱり一人で見て来るからみんなはここに居て。』
龍「危ないぞ」
『大丈夫。』
何か言いたげな龍と優は何かあったらすぐ呼べと言った。
その言葉をあとに私は家へ入った。
『紺?母さんどこ??』
何か生臭い匂いがする。
電気を付け目の前の光景がくっきりと見えた。
Happy Birthdayと書いた誕生日ケーキと沢山のご馳走。
それと…
血まみれで倒れている紺と母さんが居た。
『う…そ……いやああああああ!!』
龍「どうし…!!!優、沙羅!!今すぐ警察と救急車呼べ!!」
沙羅「わ、分かった!」
『や…だ…置いてかないで…』
私は紺と母さんに手をかざした。
すると目の前はぴかっと光った。
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作者名:Alice | 作成日時:2017年11月15日 23時