検索窓
今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:1,184 hit

11 ページ11

藍side

『離せって言ってんの分かんない?』


緋色「っ…」


その衝撃で髪から手を離した緋色。


『沙羅おいで。』


沙羅はすぐ走ってきた。



『何もされてない?』



沙羅「う、うん…」



沙羅は完全に怯えきっている。


『今から言う事何も言わずに聞いてね、教室に戻ったら龍と優が居るからそこまで走って。私は早退したって言っておいて。』


緋色に聞こえないよう小声で言い沙羅逃がそうとした。


勝てない相手だと一瞬で分かったからだ。


私は、喧嘩はまだ強いほうだと思っている。
紺には負けるけど。


だけど、こいつ…緋色はそれよりもやばいと感じた。

沙羅「そんな、、藍は?」



『大丈夫だって!ね?早く行って。』


分かった、、と俯きながら沙羅は走っていった。




『で、何の用?』




緋色「姉さんってさ双子の兄居たよね?」




『手出したら許さない。』




緋色「俺ね、本当は佐野家が大っ嫌いでさ。母さんも母さんだよ。父さんを誘惑してさ俺を作って。俺もこの事を知った時びっくりしたよ、腹違いの兄妹が居るって。父さんとは結婚しないくせに俺を産んでさ、母さんも別の家庭があった。おかしくない?そんな奴と俺血が繋がってんの。最悪だよねw」



『でもあんたは母さんに愛されていた。違う?』



緋色「愛されてたよ、とってもね。お前らよりかは愛されてたと思う。だって母さん、お前らの父さんのこと嫌いだったんだろ?だから、お前らの事も嫌いだった。違う?」

こんな話聞きたくない。



『…っ』



緋色「少なくともお前は母さんに愛されたかった。でもさ、俺とお前ら。名前が正反対とか笑えるよな。お前は藍、その兄が紺。暗い系の青だよな?俺は緋色、赤だ。そんな名前よく母さんも付けたもんだよ、俺らが対立するって分かってて付けたのかもね?w」


嫌だ。



真実を知るのが怖い。



『やめて…これ以上は言わないで。』




緋色「だからさ、今日お前達を潰すんだ。」



『お願い、紺と母さんには手を出さないで。』



緋色「それは無理なお願いだね、」




紺も母さんも居なくなったら私は本当に一人になる、、




今家に帰ったら2人を助けられるんじゃないか?


そう考えた私はその場から一刻も早く逃げ出そうとした。



後ろにいる緋色に気づかない程に。焦っていた。



────ガンッ






緋色「俺だって、何も用意してなかった訳じゃないよ、姉さん」ニヤッ

12→←10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , トリップ , ギャグ?
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Alice | 作成日時:2017年11月15日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。