中也さんが逆トリしてきた(白目)

金の星 ページ45

｢うし、とりあえず向かう先は横浜で、定住するまではネカフェで生活かなぁ。荷物はコインロッカーにでも入れて｣

始発の電車で大きなスーツケースを2つに、大きなリュックを背負い、ぬくい格好をして人がまだまだ疎らな電車に揺られる。

目指すは東神奈川駅。とりあえずそこから最寄りのネカフェを検索する。

全ては行き当たりばったりのバカバカしい家出。ちょっと楽しい。

***

あの日から18日が経った。

仕事は普段の調子を取り戻している。デスクワークが多いのは、最近の横浜が平和だからだろう。

確か、こっちでの1日は向こうの2ヶ月だから、彼奴はもう成人してんのか。見たかったなァ。Aの成人式。

***

着いたぞ、横浜！！

まだまだ昼まで時間はあるし、リュック以外はコインロッカーに入れて駅の外に出る。わーい！横浜たーのしーっ！(cv.サー〇ル)←

駅から離れすぎると荷物取りに来るのが面倒だから、とりあえずメイトかな←

いや、ポケ〇ン？どっちにしよう。

悩みながらも足はコスモワールドへと向かう←

そしてふと気がついた。視界の端にチラつく五棟のとんでもない高さの黒いビルに。

***

13時を少し過ぎたあたりで、昼にしようと執務室を出る。

最近は適当な安い店に入って適当に昼食を食べている。多分舌が庶民の味に慣れたせいだ。多分←

なんとなく、今日はハンバーガーにしようと思い(一昨日も食べた←)コスモワールド方面へ足を進める。移動は歩きだ。

信号を待っていると、不意に仕事用の携帯が鳴る。

｢中原だ｣

｢あ、中也〜？｣

ﾌﾞﾁｯ｡

切ってもすぐに電話が鳴る。


なんで彼奴が仕事用の携帯の番号知ってンだよ！携帯そのものを変えた筈だぞ！

コールが五月蝿いから結局電話に出てしまった。

５分以内に探偵社に来いと。首領にはもう話は付けてあると。



なんて日だ！←


昼飯食いたかったのに！←








To be continued ...

話の流れ的にここに挟んでいいのかわからんけど、Halloweenネタだよ。うん。→←そらにはきらきら

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