【文スト】急にトリップして護る事になったんですけど、一寸説明下さい。

お話 ページ7

「は、はぁ……」

ほ、ほら！最小幹部様もお困りでいらっしゃる！

「し、至急理由求む！何故世話？何で世話なの？ねぇ！！」

軽くパニックである。

「君、自分で家帰れる？」
「お金があるからきっと帰れる！」
「ポートマフィアから逃げられる、と？」
「ﾜﾀｼﾏﾌｨｱﾅﾝﾃﾊｲｯﾃﾅｲ」
「でも、君は今ここにいる」
「ツレテキタノハアナタデショウ？」
片言になってるって？マジか。自分でも何言ってるか解ってないもん←

「中也くん、彼女は最近話題になっている異能力事件の被害者だ」

「はぃ？」
あ、今のは私。

「そして、彼女は異世界から来たと言っている」

「そりゃそうだ。私のいた世界に異能力なんてもの漫画とアニメの中の設定のひとつだからね」

「え？」
「え？」

「………え？私、何か変なこと言った？」

二人が此方を見ている。

え？何？どういう状況？

「……君の世界について話してもらえるかね」
「あんな糞みたいな世界のこと知ってどうするんですか？」
「首領、俺話に着いていけてないんですが…」←
「安心して。私もだ」←

「君は、異能力が漫画やアニメの設定のひとつだと言ったね。そしたら、何故君がここに来たのか理由が知りたい。何か理由があるはずだからね」

「いや……いえ、解りました。話します。………けどこの人には一寸聞いてほしくないので退場して貰えませんか？！」

中原幹部を指差す。彼はえっ？という顔をしていたが気にしない。
私はとある文ストヲタクの友達のせいで……まあ、最推しが隣にいる彼なのである。
これから話すことを彼に聞かれると恥ずかしさで此処の屋上から飛び降りるか穴に埋まるだろう。
なんて私の心内を察するでもなく、首領は一言、
「中也君にも聞いて貰った方が良いだろう」
と言った。全っっ然よくない！！私がよくないぃっっ！！！

………まぁ…うん。
………もう、腹を括って話すしかない。
首領の目がそう言っておられる。

「……では、簡単に話します。まとまりのない話になるかもしれませんが……」
と前置きして話し始める。

私の居た世界のこと。

文豪ストレイドックスというアニメのこと。

そこにはあなたたち二人や芥川くん、樋口ちゃん達が出ているということを。


*****
……そういえば、樋口ちゃんって、いつからポトマに居るんだろ？←

あ、自己紹介忘れた←→←そうか、今日が私の命日か……←

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