国見キョウダイアイ2 ＊国見英＊

mixed twins…32 ページ8

国見side





.





.






滴る汗をタオルでふく


冷たい風に吹かれて体が冷めるのを避けるため一応ジャージを羽織った









あー、意外と大変だな、スポドリ作り。


いつもAは一人でこなしてたのか…









.





.







？「おーおー、青葉城西のセンターくん。」






Aに感心していると後ろから声が聞こえた



…センターくん？






？「君、センター分けの君！」



…俺？



センター分けだからセンターくんなのか


なんかムカつく。





英「…あなた、誰ですか？」








すごい髪型…これは、トサカ？


振り返ると赤いジャージを羽織っているトサカさん。








黒尾「あぁ、俺、黒尾鉄朗。音駒の主将。」




この人、主将だったのか…


なんかうんくさい←







英「その黒尾さんが何の用ですか？」



黒尾さんはニヤリと笑って肩に手を回す




黒尾「んー、なんか君、同じにおいがしたんだよなーツッキーと。」


国見「ツッキー？」



黒尾「あれ、知らないのか？烏野のメガネの一年。」







あー、確か試合で見たことある


一番タッパがあるやつ


そんで影山と相性が悪そうな…









黒尾「なんか雰囲気が似てる。」





なんて反応すればいいのか…





英「そうですか…どうも？」





なんか、自分でもよくわからない返事をしてしまった









黒尾「センターくんもさ、おいでよ自主練。」


英「いやですよ。疲れるし、」





ただでさえ練習で疲れるのにそのあと自主練とか、ムリ。






黒尾「つれないねー笑」


英「あの、センターくんってやめてください。」







なんかこの人といるとめんどくさいことに巻き込まれる、絶対に。



とにかく逃げよう。







やっと作り終わったスポドリを抱える






英「では。」


黒尾「あ！ちょっ！」







よし、うまく逃げきれた！


もう絡まれたくないな…






.






.

mixed twins…33→←mixed twins…31

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す