虹村と幼なじみのキセキ物語【最強女主】Part5

キセキ物語179 ページ31

−−−花宮side−−−








花宮「.....らしくないですね.....落ち込んでいる今吉さんなんて....。」


今吉「なぁに言うとんねんw中学校での最後の試合やったんや。こんなワシでも込み上げてくるものはある....。」


花宮「.....そうですか。」



.....今吉さんは大きくひと息つき、俺の事を真っ向から見据えてきた....。



今吉「.....去年からの事もあるだろうし、お前にとっちゃあ清々するだろw？ワシがいなくなってw」


花宮「...。」


今吉「あの時から.....ワシはお前らの弱みを握り、良いように使ってきた....。

そんだけは.....謝っとこうと思おてな。」


花宮「！」









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....は？









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謝る？......今更何言ってんだよ、この人は。









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今吉「この通り....悪かった。」ｽｯ


花宮「っ！？」




何をするかと思いきや、今吉さんが....俺に頭を下げたのだ。あの今吉さんが....。


俺はそのことに驚き、今までのことをぶっぱらそうとしていたのだが、頭からそれが抜けてしまい、黙って今吉さんを見つめることしかできなかった...。









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時間が経っても一向に頭をあげない今吉さんに俺は一言....言葉をかけた。









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花宮「頭.....上げてくださいよ、今吉さん。」


今吉「！」





その言葉に反応した今吉さんはゆっくりと頭をあげ、俺を見た...。








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......ハァァ...。









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花宮「中々でしたよ......この1年間ちょっと。」


今吉「！」


花宮「ぶっちゃけ......むかつくってのが本音ですけど.....それを引っくるめてって事です。」


今吉「かはっw......ほんま.......素直な子やないなあ、花宮。」









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ポンッ....









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花宮「！」









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今吉「今まで.......ありがとな。お陰様で....









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....良い思い出が出来たわ。」









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.....その言葉だけを呟いた今吉さんは俺の頭を撫でた後、整列するために中央へと歩いて行った。









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.....つーかキメぇんだよ。最後にあんなセリフ言うとか....。そんな事言っても俺はアンタの事を好きにはなれねぇよ。









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花宮「......お疲れ様でした。」

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