キセキ物語150 ページ2
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笠松「俺は......引退だ。」
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唐突に笠松さんの口から出てきた言葉に驚いてしまった。
笠松さんが引退?
準決勝負けてしまったということ?
ドリブルもスピードも文句なしにすごい笠松さんが負けるなんて.....相手は一体誰なんだ?
笠松「.....最後まで競ってる試合だったんだが、やられちまってな。」
貴「そう....だったんですね。」
笠松「つーか、お前が飛びついてきたから涙引っ込んじまったじゃねぇか。」
貴「!」
....その言葉を聞いた時に気付いた。
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笠松さんの目元が赤いことに。
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貴「うっ........すません。」
笠松「なぁに謝ってんだ。女のお前に泣き顔見られなくて済んだしよ。」
貴「え。なんかそー言われると泣き顔見たくなるじゃないッスか。」←
笠松「シバくぞ!ってか、Sかよお前!
.......ハアァ。相手はかなりのやり手だ。今回、お前もちょいと手こずるだろーな。」
貴「!?」
笠松「"あいつら".......隙をついたかと思えば、それが分かってたかのようにボールを取りに来る。あんな得体の知れねぇもん感じたのは初めてだぜ。」
貴「....."あいつら"......。」
複数?チーム全体がヤバイというのか?それとも俺と修みたいなコンビ......あるいは....
貴「....あの2人か((ボソッ」
笠松「ん?」
貴「いや、なんでもないッス。....笠松さん。」
笠松「....なんだ?」
貴「.....俺とバスケできないなんて言わないでくださいよw......
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......高校で、待ってて下さい((ニカッ」
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笠松「!.........バァカ。お前あと1年以上あるだろーが。んな遠い先のこと言ってんじゃねぇよ、シバくぞ。」
貴「いいじゃないッスかぁwべつnッ.....」
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ポンッ....
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貴「!」
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笠松「まずは目の前の試合に勝て。.....そんで、優勝しろよ。」
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笠松さんは通りざまに俺の頭に手を乗せた。
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貴「....当然ですよ。笠松さんの分も頑張りますんで。」
笠松「フッ.......言ってろ。」
笠松さんは一度もこちらを見ず、ただ.....俺に背を向けて行ってしまった。
貴「....お疲れ様でした、笠松さん。」
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だお(プロフ) - りんさん» 指摘ありがとうございます(*^^*)URLの期限が切れてしまったのでしょう(^_^;)私の中の作品にイラスト集があり、そちらに全て掲載されております。教えてくれて助かりました(*^^*) (2016年1月14日 23時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
りん - イラスト見れなくて激おこプンプン丸ですよ(´・×・`) (2016年1月14日 22時) (レス) id: bc171dafff (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - イラストにリクエストで猫耳メイドコスをした夢主と、それを見て赤くなるキセキ+虹村をお願いします!! (2015年11月4日 18時) (レス) id: a20353620a (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - 迩妃瑠さん» 本当ですか!?ありがとうございます!!(°∀° )上手い下手は関係ないですよ♪絵なんて自由なんですから(*^^*)。 (2015年10月10日 23時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - そうですか。受験がんばって下さい (2015年10月10日 22時) (レス) id: cbcb1fdfda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2015年10月2日 12時