キセキ物語107 ページ26
−−−虹村side−−−
ザァァァァーーーー!!!!....
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虹村「くっそ.....おい!A!!居るんなら返事しろ!!A!!」
森の中に入っている頃には土砂降りの雨が....。Aと名前を呼んでも返答がない。それに雨の音で俺の声も響かなくなってきている。
虹村「A......赤司......どこにいんだよ...。」
....こんなことになるんなら、俺も一緒に行けば良かったんだ。そしたら、Aは.....
......早く見つけねぇと。
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虹村「......!.....あれって.....。」
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※
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−−−赤司side−−−
赤司「し.....白咲さん......?」
貴「(ブツブツ)........。」
赤司「っ.....白咲さん!」
貴「.....(ハッ).......あ......あか.....し?」
赤司「....どうしたんですか?顔色......悪いですよ?」
貴「あ........はっ......大丈夫だよ((ニコッ」
......どー見ても大丈夫そうには見えない....。
雨が強くなるにつれて、白咲さんの表情がどんどんと曇っていき、何度か自分の世界に入っては何かをブツブツと呟いている。
雨が降ってから......白咲さんは一体.....何に怯えているんだ?
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ピカッ!!........ゴロゴロゴロ.......
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.....ついに雷鳴が轟いた。
すると土砂降りへと変わり、激しい音が辺りに響き渡る。
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ドシャッ.....
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赤司「!?.....白咲さん!!」ダッ
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急に....前にいた白咲さんが両手で胸を抑えこみ、地面に膝から崩れ落ちた。
それに気付いた俺は白咲さんの側に駆け寄ったが.....白い髪から覗く顔には笑顔など無く.....怯えきった表情しかなかった。
.....いや....この怯え方は尋常じゃない!
赤司「白咲さん!しっかりしてください!どーしたんですか!?」
貴「ハァッ..ハァッ..ハァッ.....。」
赤司「(まずい、過呼吸まで....)白咲さん!ゆっくり息をしてください!」
それでも白咲さんの息は荒くなる一方で、ついには体が傾いて俺にもたれ掛かってきた。
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貴「.........母...さん。」
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赤司「......え....。」
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白猫☆(プロフ) - 絵本当に上手ですね憧れます! (2015年11月26日 19時) (レス) id: b8706ce514 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - yuyuさん» ありがとうございます(*^^*)! (2015年11月3日 17時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - ミカサのイラストかわぁいぃ (2015年11月3日 17時) (レス) id: a20353620a (このIDを非表示/違反報告)
nyonyo - ミカサ〜〜〜〜!!! (2015年9月27日 9時) (レス) id: 0bc38e0855 (このIDを非表示/違反報告)
ファンタグレープ - すみません間違えてました。夢主が黄瀬にされているでした。なんどもすみません間違えて (2015年9月21日 16時) (レス) id: c9cca5530a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2015年9月12日 9時