虹村と幼なじみのキセキ物語【最強女主】Part3 (ページ25)

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キセキ物語106 ページ25

－－－赤司side－－－

貴「赤司大丈夫か？」

赤司「はい、大丈夫ですよ。」

俺は白咲さんの後ろをついて歩いていた。山道はすっかり見えなくなってしまい、どこを歩いているのか分からない。

赤司「....あの白咲さん....一体どこに向かってるんですか？」

貴「非常用の宿だよ。去年来た時、先輩から聞いたんだ。この山の周りには結構の数の宿があるって。....つっても、その宿は無人だからほとんどの人はキャンプとかに使ってるらしいけどw」

赤司「....宿なんてあったんですね。」

貴「そそ。だから、白咲さんに安心してついてきなさーい♪」

白咲さんは笑顔で後ろにいる俺の頭を撫で、ルンルンでまた歩き出した。....なんだか笑えてくる。

赤司「......(ｸｽｯ)。」

貴「んー？」

赤司「....ふふ.....白咲さんって....いつも楽しそうですよね。」

貴「あー？楽しくやらなきゃ損だろー？おぉら！赤司も笑った笑ったーw」

赤司「わっ。」

白咲さんが両手で俺の頭をくしゃくしゃとしてきた。.......そんなことしなくても、十分楽しいのだが.....。

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ﾎﾟﾂ.....ﾎﾟﾂ.....

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赤司「！」

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何か冷たいものが顔に降ってきたかと思えば、いつの間にか空は暗くなっており、そして雨がポツリポツリと降り始めてきた。

このままでは体も冷えるし足場も悪くなる。

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ｻﾞｧｧｧｰｰ.....

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いよいよ雨の勢いが増してきた。俺のTシャツに容赦無く雨が染みこんでいく.....

赤司「白咲さん急いで宿に向いまsｯ......!!!」

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そのとき.....

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白咲さんの方を見ると...

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....白咲さんは....

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....目を見開いて...空を見上げていた.....

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....何かを恐れているような...そんな表情で.....