虹村と幼なじみの夢物語【最強の向こうへ】Part2

夢物語80&イラスト ページ38

−−−日向side−−−








貴「審判、ゲームを再開して下さい。」


審判「えっ･･･だが君は･･･」


貴「これが"最後"です、ですからこのままゲームを続行してください。」


審判「は、はい･･･」









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日向「まさか･･･こんなところで会うなんてな。」


高尾「なあ黄瀬君･･･どうして白咲さんは高校あがる頃、いなくなっちまったんだ？噂にはなってたけど、そこんとこ皆知らないんだよな。」


黄瀬「それは後輩である俺らでも理由までは分からないっス。何故何も言わずに日本からいなくなったのか、そして･･･俺たちに残した最後の言葉だって。」


若松「最後の言葉？」


紫原「やっぱ白ちん･･･最初からこうなること分かってたんじゃないかな〜。」









その言葉を放った後、黄瀬と紫原はコートを見つめながら黙り込んでしまった。キセキの世代の中学時代は黒子から聞いてはいるが、全てを知った訳じゃない。



黒子を通して、今のキセキの世代があるのは事実。



それでも、キセキの世代がこうなってしまった原因なんて強さだけではないのではないかと思ってしまう。だからこそ、今目の前にいる白咲が真実を握っている･･･そう考えてしまう俺は、中学時代の白咲を見ていたからなのだろうか。









日向「･･････"ラン＆ガン"。」


黄瀬「えっ･･･？」


日向「木吉を含めた俺らの連携プレーは白咲たちのプレーを参考に作り上げたんだ。全中の実渕との戦いを見て･･･今の俺たちがあるのだって白咲たちがいたからこそかもしれない。」


高尾「確かに･･･日向さんたちのプレー似てるっスね。『最強コンビ』たちのプレーに。」


相田「･･･懐かしいわね。」









そう思えば･･･



他人である俺らにも影響を及ぼしている事に気付いてしまうと、改めて『最強コンビ』は凄いのだと感じた。



『キセキの世代』だけでなく･･･



やはりバスケ界に革命を起こしていたのかもな･･･



白咲がいる･･･



つーことは･･･









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日向「持ってるぞ･･････"あの眼"を！」









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